第291回 【プロ野球】前年度ドラフト指名選手のWARランキング(2022年)
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2022年10月20日にドラフト会議があり、計126人( 支配下69人、育成57人)が指名されました。
ドラフト会議を終えて上記の記事を見ていたところ、「大学・社会人などのルーキーは本当に即戦力なのか?」と疑問に思いました。
そこで今回は「【プロ野球】前年度ドラフト指名選手のWARランキング(2022年)」を作成しましたので紹介します。
データは下記のサイトを参考。

WARとは?
WARとは(Wins Above Replacement)の頭文字で、文字通り「そのポジションの代替可能選手に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか」を表す選手能力の総合指標です。
具体的な算出方法はサイトにより異なりますが、「打撃評価+走塁評価+守備評価+投手評価+守備位置補正+代替水準対比補正」で算出されます。
WARを比較する際は次の2つについて注意する必要があります。
①守備位置補正
WARでは、負担の異なるポジションの選手同士を比較可能にするため、守備位置によって補正を行います。しかし、補正値が適切でない可能性があるので、異なるポジションの選手を比較する場合は注意が必要です。
②投手より野手の方が高くなりやすい傾向
投手と野手ではWARの算出方法が異なることから、投手より野手の方が高くなりやすい傾向にあります。

先発 WARランキング
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(2022年)_先発
①主力レベル(WAR1以上)
→ 2人のみ
②大学生が活躍傾向

リリーフ WARランキング
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(2022年)_リリーフ
①主力レベル(WAR1以上)
→ 大勢投手のみ
②大学生が活躍傾向

野手 WARランキング
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(2022年)_野手
①主力レベル(WAR1以上)
→ 2人のみ
②社会人が活躍傾向

まとめ
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①主力レベル(WAR1以上)
→ 5人のみ
②主力レベル(WAR1以上)の高校生はいない
③投手は大学生が活躍傾向
④野手は社会人が活躍傾向
今回は「【プロ野球】前年度ドラフト指名選手のWARランキング(2022年)」を紹介しました。
上図は最後にWARのベストナインです。
主力レベル(WAR1以上)は5人のみで、高校生は0人でした。またオールスターレベル(WAR3以上)の選手は一人もいませんでした。
活躍した選手の所属としては投手は大学生、野手は社会人が活躍傾向でした。
以上のことから、2022年に限っては「大学・社会人でも主力レベルの即戦力は難しい」と言えまそうです。

おまけ:球団別
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前年度の指名選手が即活躍したのは巨人、広島、ソフトバンク、西武、日本ハムの5球団です。
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