第122回 【侍ジャパン対戦国】東京五輪ドミニカ共和国代表の選手一覧(成績・背番号・予想先発・打順・投球分析)
今日、とうとう東京五輪の開会式が行われます。侍ジャパンの初戦は、7月28日に福島市の県営あづま球場で行われ、対戦相手はドミニカ共和国代表です。
ドミニカ共和国は、第三回WBCで優勝経験もある野球強豪国で、今回の代表にはC.C.メルセデス(巨人)、エンゼル・サンチェス(巨人)、R.バルデス (元中日) 、ホアン・フランシスコ(元巨人)ら日本球界経験者も選出されました。
今回はそんな「東京五輪ドミニカ共和国代表の選手一覧(成績・背番号・予想先発 ・ 打順 ・ 投球分析)」を紹介します。
データはスポナビライブとBaseball Savantを使用しています。
1. 投手
MLBとNPBの成績から役割を予想しました。どちらも経験が無い投手に関しては不明としています。
投手陣の先発は巨人のメルセデス投手、サンチェス投手と元中日のバルデス投手のNPB組が軸になりそうです。リリーフは元MLB組のベテラン勢を軸に、調子によって若手を投入してきそうです。
国際大会でよくあるのが、無名の若手サウスポーが活躍するパターンです。そういう意味では3AのJ.ガルシア投手は気になる存在です。
巨人
2. 野手
野手はMLBで実績を残しているバティスタ選手、M.カブレラ選手、E.ボニファシオ選手と元巨人のJ.フランシスコ選手の4人が中軸になりそうです。特に40歳ながら元本塁打王のバティスタ選手は要注意人物です。
ただ、最大の注目選手はMLB若手有望株ランキング5位のJ.ロドリゲス選手です。走攻守でレベルの高い5ツールプレイヤーで、20歳と若く、1度波に乗せてしまうと厄介です。
3. 予想先発・打順
予想先発はC.C.メルセデス投手が最有力です。
A.サンチェス投手の可能性も考えられますが、日本には左投手を当ててくることが多いことや直近の調子を考えるとC.C.メルセデス投手の可能性が高そうです。
打順は基本的には五輪最終予選の打順を参考に考えました。
1~4番はチームの核なので、ほぼこの打順だと思います。5番はドーピング違反で出られなくなったゴリス選手に代わって、今季マイナーで15本塁打打っているミエセス選手あたりを入れてくるのではないかと思います。
打線の最大の特徴は両打ちが5人もいることで、これはドミニカ共和国では将来メジャーと契約しやすいように両打ちにするケースが多いためです。また両打ち選手によくあるのは元々左打ちで、左腕対策で右打ちにしているケースです。この場合、右打席ではやや打撃が劣る傾向にあります。
以上のことを考えると、第二先発では右打者に強い左腕の大野投手の起用が良さそうです。
4. 投球分析
NPBまたはMLBのデータがある7投手について投球分析を行いました。
リリーフの元MLB組のベテラン勢はやはり150km/h以上のクセのあるストレートとスライダー、ツーシーム、チェンジアップを得意とするドミニカンな投手達ばかりです。
C.C.メルセデス(先発)
A.サンチェス (先発)
R.バルデス (先発)
J.アセンシオ (リリーフ)
J.マリニズ (リリーフ)
D.アルバレス (リリーフ)
J.ディアス (リリーフ)
まとめ
①先発は巨人のメルセデス投手?
②リリーフは元MLB組が軸
③元本塁打王バティスタ選手、若手有望株J.ロドリゲス選手には要注意
④両打ちが多い
今回は「東京五輪ドミニカ共和国代表の選手一覧(成績・背番号・予想先発 ・ 打順 ・ 投球分析)」を紹介しました。
先発最有力なメルセデス投手を波に乗せないためにも初回に点を取ること、またリリーフの150km/h以上のストレートに振り負けないことが大事になりそうです。
打線では元本塁打王バティスタ選手、若手有望株J.ロドリゲス選手には要注意です。