第324回 【侍ジャパン】WBC日本代表30人(成績・予想オーダーなど)

2023年3月1日

2023年1月6日、侍ジャパンの記者会見が行われ、今年3月に予定されているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)代表の一部メンバー12名が発表されました。

2023年1月15日には侍メンバー全30選手が内定したと報道されました。その後1月26日に正式に全30選手が発表されました。

その後、鈴木誠也選手が負傷により辞退したため牧原大成選手が追加招集されることになりました。

今回はそんな「WBC日本代表30人の成績や予想オーダーなど」を紹介します。

やきゅまる
やきゅまる
役割やオーダーとかはかなり私見

年齢はWBC開幕日(3月9日)時点、使用するデータは下記サイトです。
NPB公式サイト
スポナビライブ
Baseball Savant
FanGraphs
DELTA

1. 投手

【侍ジャパン】WBC日本代表投手15人
【侍ジャパン】WBC日本代表投手15人

先発は一次ラウンドは4連戦であることから大谷翔平投手、ダルビッシュ投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手の4人と考えられます。

第2先発は昨年11月の強化試合の起用法から戸郷投手、髙橋宏斗投手、高橋奎二投手、今永投手の4人と考えられます。

そうすると中継ぎ宮城投手、大勢投手、湯浅投手、宇田川投手、伊藤投手、松井投手となり、東京五輪の経験から守護神は栗林投手が有力です。

予備登録

【侍ジャパン】WBC日本代表の予備登録8投手
【侍ジャパン】WBC日本代表の予備登録8投手

米国のショーン・スプラドリンク記者が2月20日、自身のツイッターでWBC日本代表の予備登録8投手を伝えました。

ロッテの岩下大輝投手と種市篤暉投手は侍ジャパンの登板感覚の調整要員で、3月の強化試合に登板するためだと考えられます。

実際は2次ラウンドまたは決勝ラウンドで入れ替わる可能性があるのは下記6名と考えられます。

田中将大 投手(楽天)

山崎颯一郎 投手(オリックス)

平野佳寿 投手(オリックス)

藤井皓哉 投手(ソフトバンク)

清水昇 投手(ヤクルト)

森浦大輔 投手(広島)

やきゅまる
やきゅまる
「リリーフ」と「メジャー経験」を考慮して選ばれた感じだね

2. 野手

【侍ジャパン】WBC日本代表_野手16人
【侍ジャパン】WBC日本代表_野手16人

多くのスポーツ紙で予想されているように2番大谷翔平選手、3番吉田正尚選手、4番村上宗隆選手は打線の軸になると考えられます。

1番は左右のバランスと過去の代表実績から山田哲人選手、得点圏に強い山川選手と近藤選手が5番と6番が有力だと思います。

ヌートバー選手は「日系人で違うプレッシャーがかかる」「盗塁が少ない」「得点圏に強い」ことなどを考慮すると上位より7番あたりを任せられると思います。

上位に繋ぐために重要な9番は源田選手、8番は捕手で第一戦は経験値から甲斐選手が考えられます。

中村選手、牧選手、岡本選手、近藤選手あたりはスタメンの日もありそうです。

やきゅまる
やきゅまる
下位打線は日替わりでスタメンやオーダーが変わりそう

3. 予想ローテーション

【侍ジャパン】WBC日本代表予想ローテション

上記の記事から先発大谷翔平投手、ダルビッシュ投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手の4人みたいです。

ローテーションは決勝からの逆算でまず決勝まで3度投げれる先発投手2人について考えました。中5日を考えると中国戦と韓国戦に投げた2投手が3度投げれる可能性があります。

決勝で大谷翔平投手とダルビッシュ有投手を登板させようと考えた場合、二刀流を考慮して少しでも準々決勝の感覚を空けたいので開幕の中国戦を大谷翔平投手、一番大切な韓国戦をダルビッシュ有投手の先発が考えられます。

韓国の次に実力のあるオーストラリア戦に山本由伸投手、3月11日のチェコ戦を佐々木朗希投手だと考えらます。やはり日程的にも回復が遅い佐々木朗希投手の方が準決勝を万全で投げるために中9日空けられるチェコ戦に先発しそうです。

第2先発はKBOにはいない速球派のサウスポーの高橋奎二投手が韓国戦、開幕で勢いをつけたいので最年少の髙橋宏斗投手が中国戦、佐々木朗希投手のあと右の速球派はキツイので左の今永投手がチェコ戦、昨年11月の強化試合でオーストラリアを圧倒してた戸郷投手がオーストラリア戦と考えられます。

4. 球種割合

【侍ジャパン】WBC日本代表投手
(球種割合)
球種割合

①フォークまたはチェンジアップの割合が多い

②ストレートの割合はMLB2投手は少なく、NPB代表投手は多い

③カーブを投げる投手が多い

④ツーシームを投げる投手が少ない

5. 与四死球率・奪三振率

【侍ジャパン】WBC日本代表投手
(与四死球率・奪三振率)
与四死球率・奪三振率

①奪三振率と与四死球率の高さを兼ね備えた投手が多い

②全投手がどちらかが平均以上

③奪三振率9以上が11人もいる

6. 平均球速・被打率

【侍ジャパン】WBC日本代表投手(平均球速・被打率)
【侍ジャパン】WBC日本代表投手
(平均球速・被打率)
平均球速・被打率

①7投手がMLB平均球速以上

②全投手が被打率.250以下

③松井投手・栗林投手・宇田川投手は被打率.150以下

7. 出塁率・長打率

【侍ジャパン】WBC日本代表野手(出塁率・長打率)
【侍ジャパン】WBC日本代表野手
(出塁率・長打率)
出塁率・長打率

①出塁率.350以上が6人

②長打率.400以上が11人

③OPSがNPB平均以下は3選手のみ

8. 対左右・走者なし出塁率・得点圏OPS

【侍ジャパン】WBC日本代表野手
(走者なし出塁率・得点圏OPS)
【侍ジャパン】WBC日本代表野手
(走者なし出塁率・得点圏OPS)
【侍ジャパン】WBC日本代表野手
(対左右・走者なし出塁率・得点圏OPS)
【侍ジャパン】WBC日本代表野手
(対左右・走者なし出塁率・得点圏OPS)
対左右・走者なし出塁率・得点圏OPS

①予想スタメンは左投手に強い

②中村選手、周東選手、源田選手、中野選手はチャンスメーカータイプ

③村上選手、大谷選手、岡本選手はクラッチヒッタータイプ

9. 四死球率・三振率

【侍ジャパン】WBC日本代表野手(四死球率・三振率)
【侍ジャパン】WBC日本代表野手
(四死球率・三振率)
四死球率・三振率

①全選手がどちらかはNPB平均以上

②16人中12人がNPB平均以上の四死球率

③近藤選手、吉田正尚選手はNPBで突出した数字

10. 本塁打率

【侍ジャパン】WBC日本代表野手(本塁打率)
【侍ジャパン】WBC日本代表野手
(本塁打率)
本塁打率

本塁打率(本塁打÷打席数)

予想スタメンの場合
①1〜7番がMLB平均以上の本塁打率
②1試合あたりHR数1.45本

【1試合あたりのHR数】
過去日本代表1.06本
NPB平均0.76本
MLB平均1.07本

11. UBR・盗塁

UBRは「走塁の評価指標」

UBRとは(Ultimate Base Running)の頭文字で、「盗塁以外の走塁で平均的な野手と比べて、どれだけ得点を増やしたか」を表す走塁の評価指標です。0が平均、5だとリーグトップレベルの数値です。

【侍ジャパン】WBC日本代表野手(UBR・盗塁)
【侍ジャパン】WBC日本代表野手
(UBR・盗塁)
UBR・盗塁

UBR(盗塁以外の走塁評価)

①中野選手、周東選手、源田選手は突出した走塁能力

②大谷選手など主力も走れる

12. 過去大会の成績

過去4大会の成績については下記の記事にまとめましたので参考にしてください。