第290回 【プロ野球】ドラフト指名一覧&補強ポイントの評価(2022年)
2022年10月20日にドラフト会議があったので、今回は各球団の「ドラフト指名一覧&補強ポイントの評価」を紹介します。
各球団の補強ポイントについては年齢とWARから考えました。
データは下記のサイトを参考。
東京ヤクルトスワローズ
①即戦力の先発 → 〇
②主軸となる外野手 → 〇
③素材型の二塁手 → ×
ドラフト全体としてはポジション、所属などバランスの良い指名となりました。
最大の補強ポイント「①即戦力の先発」としてドラフト1位で吉村投手の獲得に成功。
次に「②主軸となる外野手」として即戦力の沢井選手、将来性のある西村選手も獲得出来ました。
ただし、山田選手の後釜となる「③素材型の二塁手」は獲得出来ませんでした。
横浜DeNAベイスターズ
①即戦力の捕手 → △
②救援 → ○
③素材型の内野手 → △
ドラフト全体としては外野手を一人も指名せず、右投手を多く獲得しました。
最大の補強ポイントは「①即戦力の捕手」でしたが、将来の正捕手候補としてドラフト1位で松尾捕手の獲得に成功。また育成で上甲捕手も獲得。
次に「②救援」として即戦力の吉野投手と橋本投手、救援かは分かりませんが将来性のある森下投手も獲得出来ました。
あと「③素材型の内野手」ではありませんが、即戦力として林選手を獲得して内野に厚みを持たせることに成功しました。また育成で鈴木選手も獲得。
阪神タイガース
①即戦力の二塁手 → ✕
②即戦力の野手 → ○
③素材型の捕手 → ✕
ドラフト全体としては捕手を一人も指名せず、高校生と右打者を多く獲得しました。
最大の補強ポイントは「①即戦力の二塁手」でしたが、一人も指名しませんでした。ただし、ドラフト直前に日本ハムから渡邉選手と高濱選手を獲得。
次に「②即戦力の野手」としてドラフト外れ1位で森下選手を獲得。
ただ、将来の正捕手候補となる「③素材型の捕手」は獲得出来ませんでした。
読売ジャイアンツ
①主軸となる外野手 → ○
②素材型の捕手 → ✕
③即戦力の救援 → ○
ドラフト全体としては捕手を一人も指名せず、支配下では大学生・社会人を多く獲得しました。また育成含め右投手を多く獲得しました。
最大の補強ポイントは「①主軸となる外野手」でしたが、将来の主軸候補としてドラフト1位で浅野選手の獲得に成功。またドラフト2位では即戦力の萩尾選手も獲得。
次に「③即戦力の救援」として船迫投手を獲得。先発ですが田中投手も獲得出来ました。
ただ、将来の正捕手候補となる「②素材型の捕手」は獲得出来ませんでした。
広島東洋カープ
①素材型の先発 → ○
②長打力のある右打者 → ○
③素材型の二遊間 → ✕
ドラフト全体としてはポジション、所属などバランスの良い指名となりました。
最大の補強ポイントは「①素材型の先発」でしたが、将来のエース候補としてドラフト1位で斉藤投手の獲得に成功。また即戦力で益田投手、河野投手、長谷部投手を獲得。
次に「②長打力のある右打者」として内田選手を獲得。
ただ、菊池選手の後釜となる「③素材型の二遊間」は獲得出来ませんでした。
中日ドラゴンズ
①主軸となるセンター → ✕
②長打力のある野手 → △
③素材型の救援 → △
ドラフト全体としては外野手を一人も指名せず、二遊間を多く獲得しました。
最大の補強ポイントは「①主軸となるセンター」でしたが、外野手を一人も指名しませんでした。
次に「②長打力のある野手」でしたが、長打力がある選手もいますが、指名されたのは三拍子型とスピード型の選手ばかりでした。
あと「③素材型の救援」は、起用方法が分かりませんが仲地投手と森山投手を獲得しました。
オリックスバファローズ
①長打力のある野手 → ○
②即戦力の外野手 → ○
③即戦力の救援左腕 → △
ドラフト全体としては支配下では高校生を多く獲得しました。また育成含め右投手を多く獲得しました。
最大の補強ポイントは「①長打力のある野手」でしたが、内藤選手と杉沢選手を獲得。
また杉沢選手は「②即戦力の外野手」にも合致します。
あとは「③即戦力の救援左腕」でしたが、起用方法は分かりませんがドラフト1位で曽谷投手の獲得に成功。
福岡ソフトバンクホークス
①素材型の先発 → ○
②素材型の遊撃手 → ○
③素材型の捕手 → △
ドラフト全体としては支配下では外野手を一人も指名しませんでした。育成は上位で投手、下位で野手を多く指名しました。
最大の補強ポイントは「①素材型の先発」でしたが、大野選手を獲得しました。また育成で大量に高校生投手を獲得。
次に「②素材型の遊撃手」としてドラフト1位でイヒネ選手を獲得。
あとは「③素材型の捕手」でしたが、吉田捕手と育成で盛島捕手を獲得。
埼玉西武ライオンズ
①主軸となる外野手 → ○
②即戦力の三塁手 → △
③素材型の捕手 → ○
ドラフト全体としては左投手を一人も指名しませんでした。
最大の補強ポイントは「①主軸となる外野手」でしたが、即戦力の主軸候補としてドラフト1位で蛭間選手の獲得に成功。またドラフト2位では将来性のある古川選手も獲得。
次に「②即戦力の三塁手」でしたが、育成で野村選手を獲得。
あとは森捕手の後釜となる「③素材型の捕手」でしたが、野田捕手と育成で是沢捕手を獲得。
東北楽天ゴールデンイーグルス
①即戦力の先発 → ○
②長打力のある右打者 → ○
③守備力が高い遊撃手 → △
ドラフト全体としては捕手と外野手を一人も指名しませんでした。また支配下で高校生を一人も指名しませんでした。
最大の補強ポイントは「①即戦力の先発」でしたが、エース候補としてドラフト1位で荘司投手の獲得に成功。さらに支配下で即戦力投手を4人も獲得。
次に「②長打力のある右打者」として平良選手を獲得。
あとは「③守備力が高い遊撃手」でしたが、育成で守備範囲の広い辰見選手、肩の強い永田選手を獲得。
千葉ロッテマリーンズ
①素材型の先発 → ○
②即戦力の二遊間 → ○
③即戦力の救援 → ○
ドラフト全体としては捕手と外野手を一人も指名しませんでした。
最大の補強ポイントは「①素材型の先発」でしたが、ドラフト外れ1位で菊地投手の獲得に成功。さらに将来性のある田中投手も獲得。
次に「②即戦力の二遊間」として友杉選手を獲得。
あとは「③即戦力の救援」でしたが、高野投手を獲得。
北海道日本ハムファイターズ
①即戦力の救援 → ○
②長打力のある野手 → △
③素材型の捕手 → ✕
ドラフト全体としては捕手を一人も指名しませんでした。メッツ傘下の加藤選手、テキサス大学タイラー校の山口選手などグローバルな指名となりました。
最大の補強ポイントは「①即戦力の救援」でしたが、ドラフト1位で矢澤投手の獲得に成功。また宮内投手も獲得。
次に「②長打力のある野手」としては、長打力もある加藤選手を獲得。また育成で藤田選手、山口選手を獲得。
あとは「③素材型の捕手」でしたが、捕手は指名しませんでした。