第399回 【佐々木朗希】6回1失点9Kも左脇腹肉離れ(2023年7月24日ソフトバンク戦)
2023年7月24日、佐々木朗希投手が本拠地ZOZOマリンスタジアムでのソフトバンク戦に先発。
6回を投げて93球、被安打4、四死球1、奪三振9、失点1の好投でしたが勝敗は付きませんでした。
最後の打者、栗原選手への3球目(90球目)に左脇腹に違和感を覚え、ベンチに戻ってから痛みが増したみたいです。
次の日の千葉県内の病院で「左内腹斜筋損傷」と診断されました。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年7月24日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
フォークを今季最多53%
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
フォークを今季最多53%と変化球が多い配球でした。
カーブは投げませんでした。
左打者にもスライダー投球
右打者にはストレートがいつもより少なく、その分フォークを42%も投球しました。
左打者にもスライダーを投球し、またフォークを54%も投球しました。
4回以降は14球以下に
4回以降は14球以下と、テンポが良い投球でした。
2. コース別
ストレートは高め多投
ストレートは高めに多投。右打者はアウトハイへの投球が多かったです。
フォークは低めボール球が多かったです。
スライダーはいつもより高めに抜け気味でした。
左打者に高めを打たれた
左打者に高めを打たれました。
3. 左右成績
左打者に被安打4
上図は今回、2022年平均の左右別被OPSです。
前回は右に被安打3でしたが、今回は左打者に被安打4も打たれました。
4. 球種別成績
ストライク率69%、ゾーン内率54%
ストライク率69%(NPB平均63%)、ゾーン内率54%(NPB平均46%)といつもぐらいのゾーン内率(今季平均54%)です。
ただしストレートはゾーン内率68%もありました。
フォークはゾーン内率39%でストライク率63%もあり、かなりボール球を振らせました。
空振り22個と非常に多かった(今季平均19個)しました。
5. 球速
平均155.8km/h、最高160km/h
ストレートは平均球速155.8km/h、最高球速160km/hでした。
160km/h超えは1球
ストレートは160km/h超えが40球中1球でした。100マイル(約160.9km/h)超えは0球でした。
6回まで球速維持
6回でも平均156.6km/hと球速維持してました。
まとめ
①フォークを今季最多53%
②左打者にはスライダー投球
③4回以降は14球以下
④ストレートは高め多投
⑤フォークは低めボール球が多い
⑥左打者に高めを打たれた
⑦フォークでボール球を振らせた
⑧空振り22個と量産(今季平均19個)
⑨160km/h超えが40球中1球
⑩6回でも球速維持
平均球速155.8km/h
最高160km/h
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年7月24日)」を紹介しました。
6回を投げて93球、被安打4、四死球1、奪三振9、失点1の好投でしたが勝敗は付きませんでした。