第412回 【プロ野球】ドラフト指名一覧・内訳&補強ポイントの評価(2023年)
2023年10月26日にドラフト会議があったので、今回は各球団の「ドラフト指名一覧・内訳&補強ポイントの評価」を紹介します。
各球団の補強ポイントについては年齢とWARから考えました。
データは下記のサイトを参考。
NPB公式サイト
Sportsnavi
日刊スポーツ
週間ベースボール
阪神タイガース
①素材型の捕手
⇒✕
②即戦力の外野手
⇒✕
③素材型の先発
⇒△下村投手など即戦力を複数指名
戦力が充実してるので補強ポイントより良い選手を指名した印象です。
先発もリリーフもできる下村海翔(青山学院大)を一本釣りに成功など即戦力の右投手を複数指名。
野手は素材型の捕手、即戦力の外野手ではなく素材型の遊撃手を2人指名しました。
広島東洋カープ
①エース候補の先発
⇒◎常廣投手など複数指名
②長打力のある右打者
⇒◯仲田選手
③右の素材型外野手
⇒✕
最大の補強ポイントだったエース候補の先発として常廣投手など複数指名に成功。
長打力のある右打者である仲田選手も指名できました。
ただ高齢化気味な外野手は指名出来ませんでした。
横浜DeNAベイスターズ
①即戦力の先発
⇒◯松本・石田投手
②強打の内野手(左打者)
⇒△度会・武田選手
③即戦力の外野手
⇒◎度会・井上選手
最大補強ポイントだった即戦力の先発を松本・石田投手を指名しました。
強打の内野手と即戦力の外野手が補強ポイントでしたが、外野や三塁なども守れる度会選手は完璧な補強でした。
また即戦力の外野手として井上選手、ポジションがどこになるか分かりませんが強打の武田選手を指名出来ました。
読売ジャイアンツ
①即戦力の救援
⇒◯又木投手
②素材型の先発
⇒△即戦力の西舘勇陽投手と森田投手、育成で複数指名
③主軸となる外野手
⇒◯佐々木選手
④素材型の捕手
⇒✕
2位以下は全員社会人と支配下で高校生1人も指名しない極端なドラフトでした。
最大の補強ポイントだった即戦力の救援として又木投手を指名。また西舘勇陽投手、森田投手も救援にするかもしれません。
素材型でなありませんが先発は西舘勇陽投手、森田投手を指名。また育成では複数の素材型先発指名しました。
また主軸となる外野手として佐々木選手も指名しました。
ただ育成含めても素材型の捕手は指名出来ませんでした。
東京ヤクルトスワローズ
①即戦力の先発
⇒◎西舘昴汰投手など複数指名
②主軸となる外野手
⇒✕
③素材型の二塁手
⇒◯伊藤選手
最大の補強ポイントだった即戦力の先発として西舘昴汰投手など複数指名。
主軸となる外野手は指名出来ませんでしたが、素材型の二塁手として21歳の伊藤選手の指名に成功しました。
中日ドラゴンズ
①長打力のある野手
⇒✕
②即戦力の内野手
⇒◯津田・辻本選手
③素材型の先発
⇒◯福田投手や即戦力の草加投手など
即戦力の内野手として津田・辻本選手を指名。
素材型の先発として福田投手、即戦力の先発として草加投手など複数指名しました。
ただ最大の補強ポイントだった長打力のあるスラッガータイプの野手は指名しませんでした。
オリックスバファローズ
①長打力のある野手
⇒✕
②即戦力の救援左腕
⇒△素材型の東松投手、即戦力右腕を複数指名
千葉ロッテマリーンズ
①長打力のある打者
⇒〇上田選手
②即戦力の外野手
⇒△上田選手は外野も守れる
③即戦力の先発
⇒△素材型の木村・早坂投手
福岡ソフトバンクホークス
①エース候補の先発
⇒〇前田・岩井投手など複数指名
②即戦力の右打者
⇒◎廣瀬選手
③素材型の捕手
⇒〇藤田選手
東北楽天ゴールデンイーグルス
①即戦力の先発
⇒〇古謝投手など複数指名
②即戦力の救援左腕
⇒△先発タイプの古謝投手
③右の外野手
⇒△左の中島選手
埼玉西武ライオンズ
①即戦力で主軸となる外野手
⇒×
②即戦力の救援左腕
⇒先発タイプの武内投手
北海道日本ハムファイターズ
①即戦力の先発
⇒〇細野投手
②素材型の二遊間
⇒×
③素材型の捕手
⇒〇即戦力の進藤捕手
ドラフト指名人数内訳の増減(2022-2023年)
①大学生の人数が46→35人に激減
⇒特に育成
②独立の人数が13→23人に増加
⇒支配下も2人→6人に増加
③高校生と社会人は去年とほぼ同じ