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第91回 【プロ野球】セ・リーグ6球団の2021年度成績(前年度比較・視覚化)

2022年6月17日

今回は「【プロ野球】セ・リーグ6球団の2021年度成績(前年度比較・視覚化)」を紹介します。

数字が苦手な人でもひと目で贔屓のチームの長所と短所が分かるように視覚化してみました。

成績は他5球団との相対評価で1位が「5」、最下位が「1」になっています。今回使用したのはスポナビライブのデータです。

パ・リーグについては下記を参照してください。

1. 総合成績

【プロ野球】セ・リーグ6球団の2021年度総合成績(前年度比較・視覚化)

ヤクルト

投手成績は先発・リリーフのどちらも防御率が良化して失点が減りました。
野手成績では打率が上がったのが得点の増加に繋がりました。

やきゅまる
チームの総合力が上がったから優勝

阪神

リリーフが大きく成績を落としていますが、先発の防御率が良くなったため、前年度と失点は変わりませんでした。
野手成績では打率が少し上がりました

やきゅまる
前年度に近い成績なので、同じ2位なのも納得

巨人

投手成績は先発・リリーフのどちらも防御率が悪化して失点が増えました。
野手成績では打率が下がったのが得点の減少に繋がりました。

やきゅまる
巨人はヤクルトと文章が真逆だね

広島

栗林投手のおかげでリリーフの防御率が良化しましたが、先発の防御率が悪化したため、前年度と失点は変わりませんでした。
野手成績は打率本塁打が少し落ちてしまったため得点が少し減少しました。

やきゅまる
先発陣の立て直しが急務

中日

元々優秀だったリリーフがさらに成績を上げたため、失点が少なくなりました。
野手成績は打率も下がり、さらに得点力が落ちました。

やきゅまる
来年は打撃面が向上出来るか次第だね

横浜

投手成績は先発・リリーフのどちらも防御率が悪化して失点が増えました。
野手成績は打率本塁打が少し落ちてしまったため得点が少し減少しました。

やきゅまる
まずは投手陣全体の立て直しが急務

順位との相関係数

順位とは「盗塁先発得点」の順で強い相関がありました。

このことから今年のセ・リーグは走塁意識が高く、先発が安定していて、得点力が高いチームの順位が高かったと言えます。

やきゅまる
盗塁が一番相関が高いのは意外

2. 投手成績

【プロ野球】セ・リーグ6球団の2021年度投手成績(前年度比較・視覚化)

ヤクルト

全体的に成績が良化して、失点が大幅に減りました。ただ被本塁打だけは神宮球場の影響で相変わらず、最下位でした。

やきゅまる
飛躍の一番の要因は、与四死球が減ったことだと思う

阪神

スアレス投手という絶対的守護神がいたにも関わらず、リリーフの防御率がリーグトップから一気に下がりました。ただし、先発の防御率が良くなったため、前年度と失点は変わりませんでした。

やきゅまる
スアレス投手の流出すると、大きな痛手になりそう

巨人

先発・リリーフのどちらも防御率が悪化して失点が増えました。

やきゅまる
与四死球が多すぎるのが最大の要因だと思う

広島

栗林投手のおかげでリリーフの防御率が良化しましたが、先発の防御率が悪化したため、前年度と失点は変わりませんでした。

やきゅまる
与四死球が多すぎるのが最大の要因だと思う

中日

前年度よりも被本塁打が減ったため、元々優秀だったリリーフがさらに成績を上げました
意外なのは最多奪三振のタイトルを獲った柳投手がいるにも関わらず、奪三振が少なくなったことです。

やきゅまる
充実の投手力

横浜

前年度から全ての項目で成績を落としました
実力がある投手は多いと思うので、来年は怪我などのコンディションをいかに整えられるかが重要になりそうです。

やきゅまる
先発の柱が欲しいよね

失点との相関係数

失点とは「先発WHIP与四死球被打率」の順で強い相関がありました。
奪三振に関しては、むしろ負の相関がありました。

このことから今年のセ・リーグは先発が安定していて、WHIP(与四死球や被打率など)が優秀なチームの失点が低かったと言えます。

やきゅまる
リリーフ以上に先発が大事なんだね

3. 野手成績

【プロ野球】セ・リーグ6球団の2021年度野手成績(前年度比較・視覚化)

ヤクルト

打率出塁率長打率得点圏打率が大幅に上がったため、得点の増加に繋がりました。

やきゅまる
盗塁と本塁打は増えてないんだね

阪神

打率出塁率長打率得点圏打率がやや上がりましたが、本塁打はやや下がったためか得点は前年度並みでした。

やきゅまる
前半戦の勢いが継続出来れば優勝なのにね

巨人

打率出塁率得点圏打率盗塁が大きく下がったため、得点の減少に繋がりました。

やきゅまる
長打力はあるから、後は打線として繋がれるかが大事だね

広島

打率はやや上がりましたが、出塁率盗塁が下がったため、得点の減少に繋がりました。

やきゅまる
若手主体、外国人無しなのに、この数字は来年が楽しみ

中日

打率までがリーグ最下位になってしまい、得点は他5球団とさらに大きな差が生まれました。

やきゅまる
ルーキーに期待するだけでなく、チーム全体で出塁率と長打率を上げる必要があるね

横浜

打率本塁打が減ったため、得点力が下がってしまいました。
ただ出塁率得点圏打率は上がっているので、さらに打線として機能する可能性はあります。

やきゅまる
さすがにもう少し盗塁はした方が良いと思う

得点との相関係数

得点とは「出塁率長打率本塁打得点圏打率」の順で強い相関がありました。
三振に関しては負の相関がありました。

このことから今年のセ・リーグはOPSが高く、得点圏打率が高いチームの得点が高かったと言えます。

盗塁は不思議で、得点とは相関が無いのに、順位とは一番相関が強かったです。

やきゅまる
やっぱりOPSが大事なんだね

4. まとめ

まとめ

①「盗塁>先発>得点」の順で、順位と強い相関
②「先発>WHIP>与四死球>被打率」の順で、失点と強い相関
③「出塁率>長打率>本塁打>得点圏打率」の順で、得点と強い相関
④「失点と奪三振」と「得点と三振」は負の相関

今回は「【プロ野球】セ・リーグ6球団の2021年度成績(前年度比較・視覚化)」を紹介しました。

数字だと他球団との差が分かりにくかったりしますが、視覚化することでひと目で贔屓のチームの長所と短所が分かるようになりました。

やきゅまる
今年のセ・リーグでは、三振しないことは重要では無かったみたい