第242回 【佐々木朗希】6回無失点も抜け球多い（2022年5月27日投球分析）
(2022年5月27日)
2022年5月27日、佐々木朗希投手が本拠地ＺＯＺＯマリンスタジアムでの阪神戦に先発。
6回を投げて90球、被安打4、四死球0、奪三振7、0失点の投球内容でしたが、勝敗は付きませんでした。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析（2022年5月27日）」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
ストレートを66%と多投
(2022年5月27日まで)
今回はストレート、フォーク、カーブの3球種です。
今までに比べるとストレートを66％と多投し、スライダーを1球も投げませんでした。
右打者にスライダーとカーブを投げなかった
(2022年5月27日)
右打者にはスライダーとカーブを投げませんでした。
左打者にはいつもと同じような比率です。
2. コース別
左打者のアウトハイに抜け球が多かった
(2022年5月27日)
ストレートは左打者のアウトハイに抜け球が多かったです。
フォークは低めに集まっています。
左打者にアウトハイが打たれる
(2022年5月27日)
左打者にアウトハイを打たれました。
3. 各成績
左に打たれた
(2022年5月27日)
上図は今回、前回登板までの2022年平均の左右別被OPSです。
左打者に17打数4安打と打たれました。
今回もストライク率68%と高い
(2022年5月27日)
ストライク率68%とストライクは取れていて、ゾーン内率56%と高かったです。
空振りは14個に減少しました（前回19個）。
4. 球速
平均159.5km/h、最高163km/h
(2022年5月27日まで)
ストレートは平均球速159.5km/h、最高球速163km/hでした。
59球中30球が160km/h超え
(2022年5月27日)
ストレートは59球中30球が160km/h超え（前回41球）。
6回でも159.7km/h
(2022年5月27日)
佐々木朗希投手の課題だった終盤の球速ですが、今回は6回でも平均球速159.7km/hと球速を維持していました。
まとめ
(2022年5月27日)
①平均159.5km/h
②最高163km/h
③160km/h超えが30球（前回41球）
④左打者に抜け球が多い
⑤ストレートを66%と多投
⑥ストライク率68%
⑦空振りは14個に減少（前回19個）
⑧6回でも平均球速159.7km/hと球速維持
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析（2022年5月27日）」を紹介しました。
6回を投げて90球、被安打4、四死球0、奪三振7、0失点の投球内容でしたが、勝敗は付きませんでした。
単打4つで無四球にもかかわらず、再三ピンチを背負う苦しい投球でした。
特にランナーを出してからは、左打者のアウトハイにストレートの抜け球が多かったです。本人も試合後のコメントで「投球質が良くなかった」と発言したように無失点ですが、佐々木朗希投手にしては良い投球ではありませんでした。
次回登板ではその点を修正して、また圧倒的な投球を期待したいです。