第408回 【佐々木朗希】【CS】復帰戦で3回完全投球(2023年10月14日ソフトバンク戦)
2023年10月14日、佐々木朗希投手が本拠地ZOZOマリンでCSファーストステージ初戦のソフトバンク戦に先発。
3回を投げて41球、被安打0、四死球0、奪三振4、失点0の完全投球。
体調不良明けのCSぶっつけ本番、27日ぶりの復帰登板でしたが3回完全投球と圧倒的な投球でした。
ストレートは平均球速159.4km/hと球威があり、何よりもフォークの制球が完璧で低めボールゾーンに決まっていました。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年10月14日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
今季平均くらいの球種バランス
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
3球種のバランスは2023平均くらいでした。
前回今季初投球したカーブは投球しませんでした。
右打者にスライダー多投
右打者にはフォークがいつもより少なく、その分スライダーを40%も投球しました。
また左打者にもスライダーを投球しました。
球数が抑えられた
1番球数が多かった3回でも15球と球数が抑えられました。
2. コース別
フォークが全球低めボールゾーン
ストレートは右打者にはアウトローに多投。左打者にはインコースへの投球が多かったです。
フォークの制球が完璧で低めボールゾーンに決まっていました。
スライダーは右打者のアウトローへのボールが多かったです。
左打者にインコースを打たせた
いつもより左打者のインコースのボールを打たせました。
3. 球種別成績
フォークのゾーン内率0%
ストライク率61%(NPB平均63%)、ゾーン内率37%(NPB平均46%)といつもよりゾーン率が低いです。
ストレートはゾーン内率70%もある反面、フォークのゾーン内率0%でした。
3回までですが空振りが9個と非常に多かったです。
4. 球速
平均155.0km/h、最高160km/h
ストレートは平均球速159.4km/h、最高球速162km/hでした。
160km/h超えは1球
ストレートは160km/h超えが20球中11球でした。100マイル(約160.9km/h)超えは7球でした。
2回以降は球速低下
1回は160.3km/hでしたが、2回以降は平均159km/hくらいと球速が低下してました。
まとめ
①球種バランスは今季平均くらい
②右打者にスライダー多投
③全回15球以下
④左打者のインコースが多かった
⑤フォークが全球低めボールゾーン
⑥フォークのゾーン内率0%
⑦空振りが9個と非常に多かった
⑧160km/h超えが20球中11球
⑨3球種ともシーズン平均くらいの球速
⑩2回から球速低下
平均球速159.4km/h
最高162km/h
2023年10月14日、佐々木朗希投手が本拠地ZOZOマリンでCSファーストステージ初戦のソフトバンク戦に先発。
3回を投げて41球、被安打0、四死球0、奪三振4、失点0の完全投球。
体調不良明けのCSぶっつけ本番、27日ぶりの復帰登板でしたが3回完全投球と圧倒的な投球でした。
ストレートは平均球速159.4km/hと球威があり、何よりもフォークの制球が完璧で低めボールゾーンに決まっていました。
ただ回を重ねるごとに球速低下していたので、まだまだ本調子では無さそうです。