第110回 【侍ジャパン】東京五輪日本代表の主な落選選手でチーム・打線を組んでみた
野球日本代表「侍ジャパン」の内定選手24人が6月16日、稲葉監督から発表されました。
今回は残念ながら東京五輪日本代表になれなかった主な落選選手で、チーム・打線を組んでみたので紹介します。データは日本野球機構と株式会社DELTAのデータを使用しています。
内定選手24人の成績・背番号・予想オーダーなどについては下記の過去記事をご覧ください。
第108回 【侍ジャパン】東京五輪日本代表24人が内定(成績・背番号・予想オーダーなど)
投手11名
先発はパリーグ防御率2位の宮城投手、セリーグ防御率1位の柳投手の今季絶好調の2人を左右のエースとしました。ただ2人とも国際試合の経験が少ないので、3人目は経験豊富な則本投手を選びました。
第二先発はサウスポーで12球団最多勝の早川投手、テンポが速くリズムを変えられる石川投手、右の変則として又吉投手を選びました。
リリーフについては7回は唐川投手、8回は藤浪投手を選びました。唐川投手は浮き上がるようなハードカッターがあるので初見では打つのが難しいと思います。藤浪投手は唐川投手とは逆のシュートライズ気味の速球なので相性も良いと思います。
対左打者としては高梨投手と松井裕樹投手を選びましたが、両名とも右打者も問題ないので、状況によっては7回、8回を任せても良いです。
そして守護神は千賀投手を選びました。6月17日に怪我から復帰登板し最速158km/hを投げましたので、来月の五輪には1イニングだけであれば圧倒的な投球が出来ると思います。
野手13名
捕手
正捕手は森選手、第二捕手は木下選手、第三捕手は大城選手です。
3人とも打撃力のある捕手として認知されがちですが、UZRもプラスと守備面も高い能力があります。また大城選手は一塁も守れるので、ユーティリティ性も魅力的です。
内野手
内野は一塁は山川選手、二塁は牧選手、三塁は岡本選手、ショートは中村選手、控えに周東選手を選びました。
山川選手を選んだのは本当の侍ジャパンに比べると落選組は好打者が多いので、一塁手にはスラッガーを入れたかったからです。
牧選手は攻守のレベルが高いのと大学日本代表4番の経験も考慮しました。
岡本選手は打撃力だけでなく、三塁守備のUZRも高く、ユーティリティ性もあるので文句なしの選出です。
中村選手を選ぶのは走攻守が揃っていて、ユーティリティ性もあり妥当だと思いますが、ショートは賛否があると思います。ただ、他の本職のショートの選手があまり調子が良くないので中村選手に守ってもらうのが良いと判断しました。
周東選手はやはり代走要員として凄く魅力的で、ユーティリティ性も高く、骨折も2週間程度で治るという報道なので選びました。
外野手
外野は左翼は島内選手、中堅に塩見選手、右翼は佐藤輝明選手、DHに青木選手、控えに近本選手を選びました。
島内選手はパの打点王と勝負強い打撃と高い守備能力があるので選びました。
塩見選手は走攻守が揃っており、今絶好調なので活躍してくれると思います。
佐藤輝明選手はやはり圧倒的な打撃力が魅力で、走守もレベルが高いです。
青木選手はコロナによる2度の離脱の影響で調子が悪かったですが、交流戦から成績を爆上げしてきました。初選出が多いので高いリーダシップ性を発揮して欲しいです。
近本選手はスタメンでも良い選手ですが、横浜スタジアムなので守備範囲が広いことよりも、肩が強い塩見選手をスタメンにしました。
予想オーダー
まず4番は名実ともに岡本選手だと思います。次に後ろはパ打点王と勝負強い島内選手を5番にしました。
稲葉監督が重要視している「2番」には経験が豊富な青木選手、「9番」には走力があって小技も出来る中村選手を選びました。
1番には「スピード」、3番には「パワー&スピード」を求めて、1番を塩見選手、3番を佐藤輝明選手にしました。
6番、7番には長打力がある山川選手と森選手、ルーキーの牧選手はまずは守備に集中しやすいように8番にしました。
控えに代走・守備要員の周東選手と近本選手がいるのは強力なカードだと思います。
まとめ
今回は「東京五輪日本代表の主な落選選手でチーム・打線を組んでみた」を紹介しました。
落選組にも良い選手が多く、バランスの良いチームが出来ましたが、作った感想としてはやはり内定の24人の方がチームとして強そうです。
今回選んだ選手以外にも魅力的な選手は何人もいて、改めて24人を選ぶ作業は大変だなと思いました。
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