第81回 【プロ野球】【MLB】【KBO】平均球速の推移(セ・パ別、球団別)

2021年11月2日

【プロ野球】【MLB】【KBO】平均球速の推移(セ・パ別、球団別)
【プロ野球】【MLB】【KBO】平均球速の推移(セ・パ別、球団別)

今回はプロ野球の平均球速の推移について過去10年分のデータを調べたので紹介します。データは下記のサイトを参考にしてます。
NPB公式サイト
Sportsnavi
日刊スポーツ
STATIZ

やきゅまる
やきゅまる
10年間で平均球速はどれくらい上がったんだろう?

1. 10年で約4.5km/hも上昇

【プロ野球】平均球速の推移(2011年~2021年)
【プロ野球】平均球速の推移(2011年~2021年)

10年前の2011年頃は141km/h前後だった平均球速が、2021年は145.5km/h近くまで上昇しています。特に2016年からの5年で一気に3.5km/h近くも速くなりました

2. 2019~2020年はセ・リーグの方が速い

【プロ野球】平均球速の推移(セ・パ別)
【プロ野球】平均球速の推移(セ・パ別)

2015年~2018年はパ・リーグの方が速かったですが、2019~2020年はセ・リーグの方が速いです。

つまり「セパの力の差はパ・リーグの方がパワーピッチャーが多いから」とよく聞きますが、平均球速では当てはまりません。もちろん、「平均球速」=「パワーピッチャー」では無いので、その意見が間違っている訳ではありません。

やきゅまる
やきゅまる
パの先発日本人投手の平均球速が速いから、パワーピッチャーが多いイメージなのかも

3. トラックマンデータを導入すると約2km/h速くなる

【プロ野球】平均球速の推移(球団別)
【プロ野球】平均球速の推移(球団別)
やきゅまる
やきゅまる
ソフトバンクは147km/hを超えたんだね

球団別の平均球速の推移を見ると、2018年に球速表示にトラックマンを導入した横浜とソフトバンクの2チームが前年より約2-3km/h速くなっています。また、同様に2020年にトラックマンを導入した阪神も前年より約1.5km/h速くなっています。そしてトラックマンではありませんが、2019年に球速計測システムを変更した中日も約2km/h速くなっています

これらのことから、近年の球速の上昇は下記二つの要因が考えられます。

①計測方法の変更
②投手の球速が速くなった

『①計測方法の変更』については、トラックマンなどは従来のスピードガンよりも約2-3km/h速く計測されると言われています。これはトラックマンの方が、よりリリースの瞬間までを計測出来ているかららしいです。
つまり、正確に言うと「従来のスピードガンは約2-3km/h遅く計測されていて、トラックマンは正確に計測出来る」ということです。

ただ、全球団が2018年以前からも球速が上昇であることを考えると、『②投手の球速が速くなった』のは間違い無いと思います。

やきゅまる
やきゅまる
感覚的にも投手の球が速くなったように感じるからね

4. メジャーとの差は縮まっている!

【プロ野球】平均球速の推移(KBO・MLBとの比較)
【プロ野球】平均球速の推移(KBO・MLBとの比較)

韓国リーグ(KBO)とメジャー(MLB)との比較をしてみました。

韓国リーグ(KBO)も2018年に球速が上昇していますが、これはトラックマンの導入が原因と考えられます。
そのことを含むと、韓国リーグ(KBO)はほぼ球速が横ばいであると言え、2014年にほぼ差が無かったプロ野球(NPB)とはどんどん差が開いています

メジャー(MLB)は意外にもここ10年は球速が1.5km/hくらいしか速くなっておらず、近年プロ野球(NPB)とメジャーとの差はどんどん縮まっています

5. まとめ

まとめ

①プロ野球(NPB)は10年で約4.5km/hも上昇
②セパの差はほとんど無い
③トラックマンデータを導入すると約2km/h速くなる
④韓国リーグ(KBO)との差は広がっている
⑤メジャー(MLB)との差が縮まっている