第138回 【MLB】スライダーの回転数・平均球速・変化量ランキング(2020年)
スライダーの変化量などについて気になったので「【MLB】スライダーの回転数・平均球速・変化量ランキング(2020年)」を作成しました。 データは手元にあったBaseball Savantの2020年データを使用します。
他の球種、2021年については今後更新する予定です。
プロ野球も早く変化量などを公開して欲しいね
社会人は9月17日に公開するみたいだよ
目次
0. はじめに
上図はメジャー全投手のスライダーの「平均回転数と平均球速」、「変化量」グラフです。
今回はこの中から50球以上スライダーを投げた投手でランキングを作成しました。そのため、2020年の投球数が少ない大谷投手などは含まれません。
先発とリリーフの振り分けは、1度でも試合開始時に投げたら先発としています。そのためオープナーやショートスターターも先発になっています。
横変化量については、スライド成分が多い方(左投手は正負逆)を上位にしています。また、縦変化量については、ホップ成分が少ない方(ドロップ成分が多い方)を上位にしています。
スライダーはより曲がったり、落ちたりした方が良いというのが前提
1. 回転数ランキング(2020年)
全体TOP10
ダルビッシュ有投手が日本人トップ
先発TOP5
やはり2020年はバウアー投手がトップ
左投手TOP5
菊池投手はほぼ平均くらいの回転数
2. 平均球速ランキング(2020年)
全体TOP10
デグロム投手はやっぱり化け物
先発TOP5
日本人投手は全員平均以下
左投手TOP5
菊池投手は左投手の平均くらいの球速
3. 横変化量ランキング(2020年)
全体TOP10
上の二人がずば抜けているね
先発TOP5
やはり2020年はバウアー投手がトップ
左投手TOP5
菊池投手は横変化量がかなり少ない
4. 縦変化量ランキング(2020年)
全体TOP10
上位はリリーフが多いね
先発TOP5
ダルビッシュ有投手は横に曲がっているイメージだったけど、縦も上位なんだね
左投手TOP5
菊池投手は横は少ないけど、縦の変化では上位なんだね
まとめ
まとめ
①回転数は約2400が平均で、2900だとトップ10レベル
②平均球速は約136km/hが平均で、143km/hだとトップ10レベル
③横変化量は約15cmが平均で、40cmだとトップ10レベル
④縦変化量は約4cmが平均で、-14cmだとトップ10レベル
今回は「【MLB】スライダーの回転数・平均球速・変化量ランキング(2020年)」を紹介しました。
ダルビッシュ投手は回転数、変化量は上位でしたが、他の日本人投手は平均的でした。
今回は投球数が少なかったので2020年は大谷投手がランク外でしたが、2021年は横変化量でランキングに入ってきそうです。