第17回 【メジャー(MLB)左投手】カウント別投球割合
前回からの続きで2020年のメジャー(MLB)左投手のトラックマンデータの解析結果を紹介したいと思います。
分量が多いので数回に分けて紹介します。今回は「カウント別投球割合」です。
元データはBaseball Savantで、右投手については過去記事を参考にして下さい。
第8回 メジャー(MLB)右投手のカウント別投球割合
1. コースの説明
Baseball Savantではコース(ゾーン)を13個に分けて記録。1~9はストライクゾーンです。
例えば「1」は右打者のインハイのストライクゾーンです。
「10」は空番でどのコース(ゾーン)でもありません。
2. カウント別投球割合
右打者
ストレート、ツーシームは、ボール先行のカウントだと投げる割合が増加。
逆にスプリット、スライダー、カーブ、ナックルカーブは、ストライク先行のカウントだと投げる割合が増え、決め球に使用されやすいです。
カットボール、チェンジアップはワンボールでの割合が高いが、3ボールのみ3-2の割合が高い。
左打者
ストレート、ツーシームは、ボール先行のカウントだと投げる割合が増加。
逆にスプリット、チェンジアップ、スライダー、カーブ、ナックルカーブは、
ストライク先行のカウントだと投げる割合が増え、決め球に使用されやすいです。
カットボールはワンボールでの割合が高いが、3ボールのみ3-2の割合が高い。
3. まとめ
今回は2020年のメジャー(MLB)投手のトラックマンデータの解析結果として、
「メジャー(MLB)左投手のカウント別投球割合」を紹介しました。
・ストレート、ツーシームは、ボール先行のカウントだと投げる割合が増加
・カットボールはワンボールでの割合が高いが、3ボールのみ3-2の割合が高い
・チェンジアップは、右打者には1ストライクでの割合が高く、左打者には決め球に使用されやすい
・スプリット、スライダー、カーブ、ナックルカーブは決め球に使用されやすい
次回は「メジャー(MLB)左投手のコース別被打率・被本塁打」を紹介する予定です。
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