第161回 【MLB】ストレートの回転数・平均球速・最高球速・ホップ成分ランキング(2021年)
「ストレートの回転数は誰が多かったのか」などが気になったので、今回は「【MLB】ストレートの回転数・平均球速・最高球速・ホップ成分ランキング(2021年)」を作成しました。
データはBaseball Savantの2021年データを使用します。
2020年のランキングについては、下記を過去記事を参照してください。
0. はじめに
平均球速・最高球速・平均回転数 (メジャー全投手)
上図はメジャー全投手のストレートの「平均球速と 平均回転数 」、「最高球速と平均球速」のグラフです。
左図の平均球速に注目すると、澤村投手と大谷投手と菊池投手はメジャー平均より平均球速が速いです。平均回転数に注目すると、ダルビッシュ投手はメジャー平均より平均回転数が多いです。
一方、右図からは「最高球速と平均球速」は比例関係にあることが分かります。ただ大谷投手は他投手とは離れていて、平均球速のわりに最高球速が速いです。
変化量(メジャー全投手)
メジャー平均に比べると、大谷投手はスライド成分、有原投手はシュート成分、ダルビッシュ投手はホップ成分が多いです。
ランキングの説明
今回は100球以上ストレートを投げた投手でランキングを作成しました。そのため、2021年の投球数が少ない投手などは含まれません。
ランキングは各項目で「全投手」「先発」「左投手」の3つを作成しました。
先発とリリーフの振り分けは、1度でも試合開始時に投げたら先発としています。そのためオープナーやショートスターターも先発になっています。
縦変化量については、ホップ成分が多い方を上位にしています。
1. 回転数ランキング(2021年)
全体TOP10
先発TOP5
左投手TOP5
2. 平均球速ランキング(2021年)
全体TOP10
先発TOP5
左投手TOP5
3. 最高球速ランキング(2021年)
全体TOP10
先発TOP5
左投手TOP5
4. ホップ成分ランキング(2021年)
全体TOP10
先発TOP5
左投手TOP5
まとめ
※100球以上の投手
①回転数は平均2265で、約2600だとトップ10
②平均球速は平均150.6km/h、約157km/hだとトップ10
③最高球速は平均155.4km/hで、約163km/hだとトップ10
④ホップ成分は平均40.5cmで、約50cmだとトップ10
⑤澤村投手、大谷投手、菊池投手は平均球速が速い
⑥大谷投手は平均球速のわりに最高球速が速い
⑦大谷投手はスライド成分が多い
⑧有原投手はシュート成分が多い
⑨ダルビッシュ投手はホップ成分が多い
今回は「MLB】ストレートの回転数・平均球速・最高球速・ホップ成分ランキング(2021年)」を紹介しました。
残念ながら、全てのランキングで日本人投手はランク外でした。