第229回 【MLB】ストレートの回転数・平均球速・最高球速・ホップ成分ランキング(2022年)
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(2022年・4月18日時点)
「ストレートの回転数は誰が多かったのか」などが気になったので、今回は「【MLB】ストレートの回転数・平均球速・最高球速・ホップ成分ランキング(2022年)」を作成しました。
また球速については、比較対象として佐々木朗希投手も記載しました。
データはBaseball Savantの2022年データを使用します。
2021年ランキングやプロ野球については、下記の過去記事を参照してください。

0. はじめに
平均球速・平均回転数 (メジャー全投手)
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上図はメジャー全投手のストレートの「平均球速と平均回転数」のグラフです。
平均球速に注目すると、日本人投手4人全員がメジャー平均より平均球速が速いです。平均回転数に注目すると、ダルビッシュ投手と菊池投手はメジャー平均より平均回転数が多いです。
比較対象として佐々木朗希投手を記載しましたが、佐々木朗希投手の平均球速159.2km/hと回転数2450はMLBでもトップレベルであることが分かります。

変化量(メジャー全投手)
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(メジャー全投手・2022年4月18日時点)
メジャー平均に比べると、大谷投手はスライド成分、澤村投手と菊池投手はシュート成分、ダルビッシュ投手はホップ成分が多いです。
比較対象として佐々木朗希投手を記載しました。ホップ成分50.3cm、シュート成分39.1cmと、佐々木朗希投手はかなりシュートライズであることが分かります。ただし、測定方法やボールなどが異なるので単純には比較出来ない点には注意が必要です。
ランキングの説明
今回は100球以上ストレートを投げた投手でランキングを作成しました。そのため、2021年の投球数が少ない投手などは含まれません。
ランキングは各項目で「全投手」「先発」「左投手」の3つを作成しました。
先発とリリーフの振り分けは、1度でも試合開始時に投げたら先発としています。そのためオープナーやショートスターターも先発になっています。
縦変化量については、ホップ成分が多い方を上位にしています。
1. 平均球速ランキング(2022年)
全体TOP10
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(2022年4月18日時点)_全体TOP10

先発TOP5
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(2022年4月18日時点)_先発TOP5

左投手TOP5
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(2022年4月18日時点)_左投手TOP5

2. 最高球速ランキング(2022年)
全体TOP10
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(2022年4月18日時点)_全体TOP10

先発TOP5
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(2022年4月18日時点)_先発TOP5

左投手TOP5
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(2022年4月18日時点)_左投手TOP5

3. 回転数ランキング(2022年)
全体TOP10
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(2022年4月18日時点)_全体TOP10

先発TOP5
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(2022年4月18日時点)_先発TOP5

左投手TOP5
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(2022年4月18日時点)_左投手TOP5

4. ホップ成分ランキング(2022年)
全体TOP10
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(2022年4月18日時点)_全体TOP10

先発TOP5
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(2022年4月18日時点)_先発TOP5

左投手TOP5
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(2022年4月18日時点)_左投手TOP5

まとめ
①平均球速は平均150.6km/h、約158km/hだとトップ10
②最高球速は平均153.2km/hで、約162km/hだとトップ10
③回転数は平均2243で、約2550だとトップ10
④ホップ成分は平均40.4cmで、約52cmだとトップ10
⑤日本人4投手は平均球速と最高球速が平均以上
⑥大谷投手は平均球速15位(先発3位)、最高球速16位(先発5位)
⑦佐々木朗希投手は平均球速6位相当(先発2位)、最高球速4位相当(先発2位)
⑧ホップ成分はレイズとオリオールズが多数ランクイン
今回は「MLB】ストレートの回転数・平均球速・最高球速・ホップ成分ランキング(2022年)」を紹介しました。
大谷投手は平均球速の先発3位、最高球速の先発5位にランクインしていました。
比較対象として記載した佐々木朗希投手は平均球速6位相当、最高球速4位相当でした。またどちらも先発ではハンターグリーン投手に次いで2位の球速でした。
回転数は例年ならダルビッシュ有投手がランクインしてもおかしくない数字ですが、今年はダルビッシュ有投手の回転数が200回転近く少ないです。
ホップ成分はレイズとオリオールズの投手が多数ランクインしており、チーム方針の可能性が高いです。「①ホップ成分の多い投手を集めている」「②ホップ成分を多くする、なんらかの方法を伝授している」などの可能性が考えられます。

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