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第278回 【佐々木朗希】97球完投ながら4敗目(2022年9月2日投球分析)

2022年9月26日

佐々木朗希投手の投球内容
(2022年9月2日)

2022年9月2日、佐々木朗希投手が本拠地ZOZOマリンでのオリックス戦に先発。

9回を投げて97球、被安打4、四死球2、奪三振9、1失点の投球内容でしたが、4敗目

オリックスが初回2者連続初球セーフティバントの奇襲を仕掛けましたが、佐々木朗希投手は無難に処理しました。

その流れで終始ストライク先行で投げれたので、球数が少なくてマダックスの1失点完投。球数が少なく体力的に余力があったのか、94球目にMAX161km/hを投げました。

今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年9月2日)」を紹介します。

佐々木朗希投手の過去記事一覧

使用するデータはスポナビライブのデータです。

やきゅまる
完全試合以来の完投だったね

1. 球種・投球割合

スライダーを多投

佐々木朗希投手の日別投球割合
(2022年9月2日まで)

今回投じたのはストレートフォークスライダーカーブ4球種です。

前回登板では3球しか投げなかったスライダーを13球も投球しました。

やきゅまる
スライダーが良かったね

カーブは左打者のみ

佐々木朗希投手の対左右投球割合
(2022年9月2日)

投球割合は左右ともにいつも通りでしたが、カーブは4球とも左打者への投球でした。

2. コース別

序盤はストレートがシュート回転

佐々木朗希投手のコース別投球数
(2022年9月2日)

序盤はストレートがシュート回転して、図の左上に抜けることが多かったです。

フォークは落差が大きくて、高めから低めのボールゾーンまで落ちてました。そのため低めに多く集まっていました。

カーブは1球もゾーン内に決まりませんでした。

やきゅまる
フォークの落差がヤバかったね

低めで三振を多く奪う

佐々木朗希投手のコース別成績
(2022年9月2日)

フォークが落差が大きくて、低めに多く集まっていたため、低めで三振を多く奪いました。

やきゅまる
甘い球が少なかったね

3. 各成績

4本とも単打

佐々木朗希投手の対左右成績
(2022年9月2日)

上図は今回、前回登板までの2022年平均の左右別被OPSです。

今回は被安打、奪三振など、あまり左右差がありませんでした。

左右ともに打たれたのは全て単打でした。

やきゅまる
フォークが良いと左右どちらも抑えれるね

空振りが13個

佐々木朗希投手の球種別成績
(2022年9月2日)

ストライク率72%と高かったですが、ゾーン内率47%と低く、低めゾーン外を多く振らせました。

空振り13個(前回8個、前々回9個)と多かったです。

いつもより多投したスライダーはストライク率62%、ゾーン内率62%と高く良かったです。

やきゅまる
フォークのストライク率が高かったね

4. 球速

平均157.5km/h、最高161km/h

佐々木朗希投手の球速
(2022年9月2日まで)

ストレート平均球速157.5km/h最高球速161km/hでした。

前々回の平均球速155.5km/hに比べると復調しましたが、まだ本調子の球速ではありませんでした。

やきゅまる
もう少し球速が欲しいね

160km/h超えは3球

佐々木朗希投手の球速帯
(2022年9月2日)

ストレート160km/h超えが49球中3球だけでした(前回2球、前々回1球)。球速的にはまだ本調子ではなさそうです。

やきゅまる
また160km/h連発する投球が見たいね

9回に球速維持

佐々木朗希投手の回別平均球速
(2022年9月2日)

6回に156.0km/hに低下しましたが、その後は球速が上って9回に158.7km/hと最速でした。

また94球目に最高161km/hを記録しました。

まとめ

佐々木朗希投手の投球内容とコース
(2022年9月2日)
まとめ

①160km/h超えは3球
②スライダーを多投
③序盤はストレートがシュート回転
④低めゾーン外のフォークで空振りを量産
⑤空振り13個(前回8個)
⑥9回まで球速維持

平均球速157.5km/h
最高161km/h

今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年9月2日)」を紹介しました。

9回を投げて97球、被安打4、四死球2、奪三振9、1失点の投球内容でしたが、4敗目

序盤はストレートがシュート回転して、抜けることが多かったです。

球速は平均球速157.5km/h最高球速161km/hと、まだ本調子ではありませんが、94球目に最高161km/hを記録するなど最後まで球速を維持しました。

フォークは落差が大きくて、高めから低めのボールゾーンまで落ちてました。そのため低めに多く集まり、空振りを量産しました。

いつもより多投したスライダーはストライク率62%、ゾーン内率62%と高く、特に右打者に良かったです。

フォークスライダー良かったので、球速が復調すれば次回は圧倒的な投球が期待出来そうです。