第357回 【佐々木朗希】6回1安打無失点11Kで今季初勝利(2023年4月6日投球分析)
2023年4月6日、佐々木朗希投手が本拠地ZOZOマリンスタジアムでの強風の中での日本ハム戦に今季初先発。
6回を投げて80球、被安打1、四死球0、奪三振11、0失点の圧巻の投球で今季初勝利。
初回に万波選手に中安打を許しましたが外野に飛んだのはそれだけで、その後は1人の走者も許さず17人連続アウトの圧巻の投球でした。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年4月6日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
今回はストレートが少し多かった
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
WBCチェコ戦(3/11)はスライダー、WBCメキシコ戦(3/21)はフォークを多投していましたが、
今回はストレートが少し多かったです
カーブは投げませんでした。
スライダーは右打者のみ
スライダーは4球とも右打者のみで、右打者にストレートが少し多かったです
左打者は2022年平均くらいの投球割合でした。
2. コース別
ストレートは高め、フォークは低め
ストレートはインコースへの投球も多く、高めが多かったです。
フォークも高めに抜ける球が少なく、低めが多かったです。
スライダーはアウトコースのみでした。
ゾーン内でも三振を奪えてる
フォークは低めのボール球だけでなく、ゾーン内でも三振を奪えています。
3. 左右成績
左右関係無かった
上図は今回、2022年平均の左右別被OPSです。
2022年は左打者の方が被打率、与四死球が多かったですが、今回は左右関係無く抑えました。
4. 球種別成績
ストライク率76%、ゾーン内率59%
ストライク率76%(NPB平均63%)、ゾーン内率59%(NPB平均46%)とゾーン内を攻めてストライクを取っていました。
空振り25個と非常に多く、フォークは空振率54%と驚異的な数字でした。
5. 球速
平均158.8km/h、最高164km/h
ストレートは平均球速158.8km/h、最高球速164km/hで、全力で投げてたWBCに比べると平均球速は遅いですが2022年よりは速いです。
160km/h超えは14球
ストレートは160km/h超えが48球中14球でした。
6回まで球速維持
1回は160.5km/hも出ていましたが、2回からは158km/h前後でした。6回まで大きな球速の低下は見られず、最後まで球速を維持してました。
まとめ
①3球種
②スライダーは右打者のみ
③ストレートは高め、フォークは低め
④ストライク率76%、ゾーン内率59%
⑤空振り25個と非常に多い(完全試合時24個)
⑥フォークは空振率54%と驚異的
平均球速158.8km/h
最高164km/h
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年4月6日)」を紹介しました。
6回を投げて80球、被安打1、四死球0、奪三振11、0失点の圧巻の投球で今季初勝利。
ストレートはインコースへの投球も多く、高めが多かったです。
フォークも高めに抜ける球が少なくて低めが多く、空振率54%と驚異的な数字でした。