第381回 【MLB】ストレートの回転数・平均球速・最高球速・ホップ成分ランキング(2023年)
「ストレートの回転数は誰が多いのか」などが気になったので、今回は「【MLB】ストレートの回転数・平均球速・最高球速・ホップ成分ランキング(2023年)」を作成しました。
また球速については、比較対象として佐々木朗希投手も記載しました。
データはBaseball Savantを使用します。
2024年のデータに下記を参照してください。
過去のランキングやプロ野球については、下記の過去記事を参照してください。
0. はじめに
平均球速・平均回転数 (メジャー全投手)
上図はメジャー全投手のストレートの「平均球速と平均回転数」のグラフです。
平均球速に注目すると、日本人投手5人がメジャー平均より平均球速が速いです。
平均回転数に注目すると、ダルビッシュ投手はメジャー平均より平均回転数が多いです。
比較対象として佐々木朗希投手を記載しましたが、佐々木朗希投手の平均球速159.1km/hはMLBでもトップレベルであることが分かります。
変化量(メジャー全投手)
前田投手はMLB平均くらいの変化量。
大谷投手はスライド成分が多くてホップ量が少ない。
藤浪投手はシュート成分が多くてホップ量が少ない。
千賀投手はややホップ成分が多い、
ダルビッシュ投手はホップ成分が多い、
菊池投手はシュートライズです。
比較対象として佐々木朗希投手のWBCデータを記載しました。ホップ成分46cm、シュート成分33cmと、佐々木朗希投手はかなりのシュートライズであることが分かります。
ランキングの説明
今回は50球以上ストレートを投げた投手でランキングを作成しました。そのため、投球数が少ない投手などは含まれません。
ランキングは各項目で「全投手」「先発」「左投手」の3つを作成しました。
先発とリリーフの振り分けは、1度でも試合開始時に投げたら先発としています。そのためオープナーやショートスターターも先発になっています。
縦変化量については、ホップ成分が多い方を上位にしています。
1. 平均球速ランキング(2023年)
全体TOP10
先発TOP10
左投手TOP5
2. 最高球速ランキング(2023年)
全体TOP10
先発TOP5
左投手TOP5
3. 回転数ランキング(2023年)
全体TOP10
先発TOP5
左投手TOP5
4. ホップ成分ランキング(2023年)
全体TOP10
先発TOP5
左投手TOP5
まとめ
①平均球速1位は平均163.9km/hでデュラン投手
②最高球速1位は平均168.7km/hでデュラン投手
③回転数1位は平均2642でヘルスリー投手
④ホップ成分1位は平均52.2cmでミーンズ投手
⑤日本人5投手は平均球速と最高球速が平均以上
⑥藤浪投手は平均球速17位(先発5位)、最高球速8位(先発1位)
⑦大谷投手は平均球速53位(先発19位)、最高球速21位(先発9位)
⑧佐々木朗希投手は平均球速15位相当(先発4位)、最高球速10位相当(先発3位)
今回は「 【MLB】ストレートの回転数・平均球速・最高球速・ホップ成分ランキング(2023年)」を紹介しました。
藤浪投手は平均球速の先発5位、最高球速の先発1位にランクインしていました。
大谷投手は平均球速の先発19位、最高球速の先発9位にランクインしていました。
比較対象として記載した佐々木朗希投手は平均球速15位(先発4位)相当、最高球速10位(先発3位)相当でした。
回転数は例年ならダルビッシュ有投手がランクインしてもおかしくない数字ですが、今年はダルビッシュ有投手の回転数が少なかったです。