第390回 【佐々木朗希】8回無失点11Kで6勝目(2023年7月5日西武戦)
2023年7月5日、佐々木朗希投手が本拠地ZOZOマリンでの西武戦に先発。
8回を投げて106球、被安打5、四死球1、奪三振11、失点0の好投で6勝目。
初回にいきなり無死二、三塁のピンチを招きますが3者連続空振り三振で無失点に抑えました。
その後はヒットでランナーを出すことはありましたが、失点する気配がない投球でした。
フォークを今季最多の45%と投球、スライダーも18%と変化球が多い配球で空振り28個も量産しました。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年7月5日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
フォークを今季最多45%、スライダーも18%
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
フォークを今季最多の45%と投球、スライダーも18%と変化球が多い配球でした。
カーブは投げませんでした。
左打者にはスライダーが0
左打者にはスライダーが0球でした。
また右打者にはストレートがいつもより少なく、その分フォークを43%も投げました。
全ての回で20球以下
全ての回で20球以下と球数を抑えることが出来ました。
また6球で終わった5回以外は3球種をバランスよく投げています。
2. コース別
ストレートは高め多投
ストレートは高めに多投。右はアウトハイ、左はインハイへの投球が多かったです。
フォークは低めボール球が多かったです。
スライダーもアウトローの良いコースに決まる球が多かったです。
アウトコースを打たれた
打たれた球は全てアウトコースでした。
3. 左右成績
右打者に被4安打
上図は今回、2022年平均の左右別被OPSです。
前回同様に右に4安打も打たれました。
4. 球種別成績
ストライク率68%、ゾーン内率47%
ストライク率68%(NPB平均63%)、ゾーン内率47%(NPB平均46%)といつもよりゾーン内率が低かった(今季平均54%)です。
ただしストレートはゾーン内率62%でした。
空振り28個と非常に多かった(今季平均18個)しました。
5. 球速
平均159.4km/h、最高162km/h
ストレートは平均球速159.4km/h、最高球速162km/hでした。
160km/h超えは19球
ストレートは160km/h超えが39球中19球でした。100マイル(約160.9km/h)超えは11球でした。
8回まで球速維持
8回でも平均159.3km/hと球速維持してました。
まとめ
①フォークを今季最多45%
②左打者にはスライダーが0球
③全ての回で20球以下
④ストレートは高め多投
⑤フォークは低めボール球が多い
⑥アウトコースを打たれた
⑦ゾーン内率47%と低い(今季平均54%)
⑧空振り28個に増加(今季平均18個)
⑨160km/h超えが39球中19球
⑩球速安定(ほぼ157-162km/h)
⑪8回でも球速維持(平均159.3km/h)
平均球速159.4km/h
最高162km/h
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年7月5日)」を紹介しました。
8回を投げて106球、被安打5、四死球1、奪三振11、失点0の好投で6勝目。
空振りが非常に多かったので次回のオリックス戦が楽しみです。