第1回 トラックマンデータの取得方法(csvファイル)
今回はデータ解析をするために、メジャー(MLB)投手のトラックマンデータ取得方法(csvファイル)を紹介したいと思います。
0. トラックマンとは?
トラックマンとは、デンマークのTRACKMAN社が開発した弾道測定機器のことです。
ドップラーレーダーによってボールをトラッキング(追尾)することが出来ます。
プロ野球(NPB)やメジャー(MLB)では導入され、球速や打球の角度、リリースポイントや回転数といった様々な取得データは非常に高精度で、各球団はチームの強化や戦略に活用しています。詳細は下記サイトを参考にして下さい。
MLBでは全30球団が本拠地球場にトラックマンを設置しており、1球ごとの詳細なデータを取得していて公開されています。その元データを公開しているサイトがBaseball Savantです。
サイト内でも様々な解析結果の画像を見られますが、自分で解析するためにcsvファイルを取得したいと思います。
1. 個人投手データ取得方法
(例:ダルビッシュ選手)
1.1.Baseball Savantにアクセス
まずはトラックマンデータを公開しているBaseball Savantにアクセスします。
1.2.「Search」タブをクリック
ホーム画面上の「Search」タブをクリックして、検索ページにアクセスします。
1.3.「Pitchers:」の欄に投手名を記入
右下の「Pitchers:」の欄に検索したい投手名を記入します。
例のダルビッシュ選手の場合、「yu」と入力するだけで予測が出て来ます。
1.4.「Season:」の欄で西暦を選択
真ん中あたりの「Season:」の欄で西暦を選択します。
1.5.「Search」をクリック
一番下の「Search」をクリックします。
1.6.「Graphs」をクリック
検索結果が出たら、右の「Graphs」をクリックします。
1.7.「Download as CSV」をクリック
ポップアップ内の右上の「Download as CSV」をクリックします。
これで一人の投手データを取得することが出来ました。
2. MLBの全投手データ取得方法
2.1.Baseball Savantにアクセス
まずはトラックマンデータを公開しているBaseball Savantにアクセスします。
2.2.「Search」タブをクリック
ホーム画面上の「Search」タブをクリックして、検索ページにアクセスします。
2.3.「Season:」の欄で西暦を選択
真ん中あたりの「Season:」の欄で西暦を選択します。
2.4.「Group By:」の欄で「Team」を選択
左下あたりの「Group By:」の欄で「Team」を選択します。
2.5.「Search」をクリック
一番下の「Search」をクリックします。
検索結果はチーム単位なので、球団ごとにCSVに保存する必要があります。
2.6.「Graphs」をクリック
検索結果が出たら、右の「Graphs」をクリックします。
2.7.「Download as CSV」をクリック
ポップアップ内の右上の「Download as CSV」をクリックします。
2.8. 30球団分のCSVを1つのファイルにまとめる
上記の2.5~2.6の作業で30球団分のCSVを用意したら、1つのファイルにまとめます。
その方法は下記のサイトに詳しく乗っているので、そちらを参考にして下さい。
これでMLBの全投手データを取得することが出来ました。容量は1シーズンあたり約5GBです。
複数のCSVファイルのデータを1つのファイルにまとめる方法
補足. 「Group By:」の欄で「League」を選択した場合
「Group By:」の欄で「League」を選択した場合、「Download as CSV」が無いです。
そのため、CSVファイルを入手出来ませんので注意して下さい。ただし、サイト内で様々な解析結果の画像は見られます
まとめ
今回はデータ解析をするために、メジャー(MLB)投手のトラックマンデータ取得方法(csvファイル)を2つ紹介しました。
今回の方法で入手したトラックマンデータを使って、今後MLB平均の変化球、球速、回転数、変化量、軌道を紹介していきたいと思います。
この記事を読んだ方には、次の記事がオススメです。
第5回 メジャー(MLB)投手のトラックマンデータ(csvファイル)の説明