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第1回 トラックマンデータの取得方法(csvファイル)

2023年2月9日

今回はデータ解析をするために、メジャー(MLB)投手のトラックマンデータ取得方法(csvファイル)を紹介したいと思います。

やきゅまる
MLB投手の球速、回転数、変化量、軌道が知りたいよ

説明アナ
それならトラックマンサイトBaseball SavantからCSVをダウンロード


0. トラックマンとは?

 トラックマンとは、デンマークのTRACKMAN社が開発した弾道測定機器のことです。

 ドップラーレーダーによってボールをトラッキング(追尾)することが出来ます。
プロ野球(NPB)やメジャー(MLB)では導入され、球速や打球の角度、リリースポイントや回転数といった様々な取得データは非常に高精度で、各球団はチームの強化や戦略に活用しています。詳細は下記サイトを参考にして下さい。

 日本プロ野球も導入を進める弾道測定機器「トラックマン」とは

 MLBでは全30球団が本拠地球場にトラックマンを設置しており、1球ごとの詳細なデータを取得していて公開されています。その元データを公開しているサイトがBaseball Savantです。
サイト内でも様々な解析結果の画像を見られますが、自分で解析するためにcsvファイルを取得したいと思います。

説明アナ
今回は「個人投手データ取得方法」「MLBの全投手データ取得方法」二つの方法を紹介

1. 個人投手データ取得方法
(例:ダルビッシュ選手)

1.1.Baseball Savantにアクセス

 まずはトラックマンデータを公開しているBaseball Savantにアクセスします。

1.2.「Search」タブをクリック

 ホーム画面上の「Search」タブをクリックして、検索ページにアクセスします。

図1.ホーム画面上の「Search」タブをクリック

1.3.「Pitchers:」の欄に投手名を記入

 右下の「Pitchers:」の欄に検索したい投手名を記入します。
 例のダルビッシュ選手の場合、「yu」と入力するだけで予測が出て来ます。

図2.「Pitchers:」の欄に検索したい投手名を記入

1.4.「Season:」の欄で西暦を選択

 真ん中あたりの「Season:」の欄で西暦を選択します。

図3.「Season:」の欄で西暦を選択

1.5.「Search」をクリック

 一番下の「Search」をクリックします。

1.6.「Graphs」をクリック

 検索結果が出たら、右の「Graphs」をクリックします。

図4.「Graphs」をクリック

1.7.「Download as CSV」をクリック

 ポップアップ内の右上の「Download as CSV」をクリックします。
 これで一人の投手データを取得することが出来ました。

図5.「Download as CSV」をクリック

2. MLBの全投手データ取得方法

2.1.Baseball Savantにアクセス

 まずはトラックマンデータを公開しているBaseball Savantにアクセスします。

2.2.「Search」タブをクリック

 ホーム画面上の「Search」タブをクリックして、検索ページにアクセスします。

図6.ホーム画面上の「Search」タブをクリック

2.3.「Season:」の欄で西暦を選択

 真ん中あたりの「Season:」の欄で西暦を選択します。

図7.「Season:」の欄で西暦を選択

2.4.「Group By:」の欄で「Team」を選択

 左下あたりの「Group By:」の欄で「Team」を選択します。

図8.「Group By:」の欄で「Team」を選択

2.5.「Search」をクリック

 一番下の「Search」をクリックします。
 検索結果はチーム単位なので、球団ごとにCSVに保存する必要があります。

2.6.「Graphs」をクリック

 検索結果が出たら、右の「Graphs」をクリックします。

図9.「Graphs」をクリック

2.7.「Download as CSV」をクリック

 ポップアップ内の右上の「Download as CSV」をクリックします。

図10.「Download as CSV」をクリック

2.8. 30球団分のCSVを1つのファイルにまとめる

 上記の2.5~2.6の作業で30球団分のCSVを用意したら、1つのファイルにまとめます。
 その方法は下記のサイトに詳しく乗っているので、そちらを参考にして下さい。
 これでMLBの全投手データを取得することが出来ました。容量は1シーズンあたり約5GBです。
 複数のCSVファイルのデータを1つのファイルにまとめる方法

補足. 「Group By:」の欄で「League」を選択した場合

 「Group By:」の欄で「League」を選択した場合、「Download as CSV」が無いです。
 そのため、CSVファイルを入手出来ませんので注意して下さい。ただし、サイト内で様々な解析結果の画像は見られます

図11.「League」を選択した場合

まとめ

 今回はデータ解析をするために、メジャー(MLB)投手のトラックマンデータ取得方法(csvファイル)を2つ紹介しました。
 今回の方法で入手したトラックマンデータを使って、今後MLB平均の変化球、球速、回転数、変化量、軌道を紹介していきたいと思います。

この記事を読んだ方には、次の記事がオススメです。
第5回 メジャー(MLB)投手のトラックマンデータ(csvファイル)の説明