第2回 【プロ野球】広島カープは地元ファンの力で勝っていたのか？

2021年1月18日2021年11月22日

　今回は数年前から疑問だったマツダスタジアムの観客動員数と広島カープの勝率について調べました。

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1. 検証方法

2009年開場してからの2009年～2020年のマツダスタジアムの観客動員数を調べました。
今回は

「満員（30000人以上）」
「通常（20000人～29999人）」
「空席多い（20000人以下）」

の3パターンで勝率を算出します。

また年度別の観客動員数と勝率も算出します。
マツダスタジアムの観客動員数と勝率は下記のサイトを引用しました。
広島東洋カープの観客動員数 | プロ野球Freak

2. 観客動員数と勝率の関係

状態	観客動員数	勝ち	負け	分け	勝率
満員	30000人以上	240	166	7	.591
通常	20000人～29999人	108	99	9	.522
空席多い	20000人以下	85	90	11	.486

観客動員数が増えると勝率が明らかに上昇しています。
空席が多い状態では勝率.486と5割を切っているにも関わらず、
満員状態では勝率.591とカープはかなり強いです。

3. 年度別

なんと平均観客動員数が25000人を超えている2014年～2019年は全て勝率.550以上です。
ただ平均観客動員数が増えた2014年～2015年はマツダスタジアムの勝率が.550以上ですが、順位は3~4位と強くはありません。
そして2016年にマツダスタジアムの勝率.710と脅威の数字で優勝すると、2018年までカープは3連覇を果たします。
このことから、「強いから地元ファンが増えたのではなく、地元ファンが増えたからカープは強くなった」ことがわかります。

4. まとめ

今回はマツダスタジアムの観客動員数と広島カープの勝率について調べました。
マツダスタジアムの観客動員数と勝率には相関関係があり、満員状態では勝率.591とカープはかなり強いです。
年度別のマツダスタジアムの平均観客動員数と勝率から、2014年～2015年から観客動員数が増えたことによってカープは強くなり、2016年～2018年に3連覇を果たしていました。
結論としては、「広島カープは地元ファンの力で勝っていた」と言えます。