第62回 【選抜】広島新庄・花田侑樹投手の投球分析(2021年3月23日)
4. 球種別成績
投球数の多かったストレート、カットボールがそこそこ打たれています。フォーク、スライダーは投球数が少なかったですが、三振をしっかり取れています。
右打者にフォーク、スライダーをもっと投げても良いのでは?
5. 球速
平均球速・MAX球速
平均球速は138.5km/h、MAX球速144km/hでした。走者あり(セット)で平均球速が下がってはいますが、1km/hだけなのでほぼセットでも球速が変わらない投手と言えます。
全球種の球速帯
115~145km/が満遍なく埋まっていることから、緩急を使ったピッチングが出来ています。ただ、120~130km/hのフォークとスライダーの投球数が少ないので、もっと増やせるとストレートが活きてきそうです。
回別平均球速
5~7回の平均球速がガクッと落ちて135km/h前後でした。特に6回は得点が入りやすい回にも関わらず、平均球速が落ちてしまった影響か、この日一番のピンチを招きました。投球数は少ないことを考えると、原因は全力で投げ続けたことかと思います。初回は大事なので良いですが、2~4回にもう少しギアを落として、6回にギアを上げる方が試合全体としては良さそうです。
まぁ後ろに秋山投手が居るから、全力でも良いかもしれないけどね
まとめ
長所
①5球種と多彩
②ストレートの速さ・キレ
③抜群の制球力
④高い身体能力
初回のストレートのキレは今大会No.1だったと思う