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第194回 【佐々木朗希】3回完全7奪三振(2022年2月26日投球分析)

2022年9月26日

2022年2月26日、佐々木朗希投手が西武とのプレシーズンマッチ(高知・春野)で登板しました。3回をパーフェクト、毎回の7奪三振の圧巻の投球でした。

今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年2月26日)」を紹介します。

佐々木朗希投手の過去記事一覧

使用するデータはスポナビライブのデータです。

1. 投球内容

3回完全7奪三振

佐々木朗希投手の全投球内容(2022年2月26日)
やきゅまる
圧巻の投球内容だね

2. 球種・投球割合

左右差はあまり無い

佐々木朗希投手の対左右投球割合(2022年2月26日)

前回はストレートが8割以上(26球中22球)でしたが、今回はストレートが57%でした。

球種の割合はあまり左右差がありませんでした。

また新球のカーブは左右2球ずつ投げました。

やきゅまる
変化球の調整も順調そう

3. 球種別成績

ストレートの空振りが多かった

佐々木朗希投手の球種別成績(2022年2月26日)

ストレートはいつもより空振りとファウルが多いです。そのためストレートでも3つ三振を奪いました。

ストライクゾーンへの投球は、全球種50%以下なので、かなりボール球を振らせていたみたいです。

やきゅまる
ストレートの質が良かった印象

4. 球速

平均156.2km/h、最高158km/h

佐々木朗希投手の球速(2022年2月26日)

ストレート平均球速156.2km/h最高球速158km/hでした。

前回(2月19日)に比べると平均4km/h遅いですが、これは前回の球速表示が怪しいんじゃないかと思います。それでも2021年より3.6km/hも速く、NPB最速です。

やきゅまる
この平均球速だと今年は無双しそう

最大球速差は38km/h

佐々木朗希投手の球速帯(2022年2月26日)
佐々木朗希投手の球種別球速(2021年との比較)

ストレートはほとんどが155km/h以上フォークスライダーもほぼ140km/h以上と高速でした。

カーブは120km/h台と最大球速差が38km/hと、かなり緩急を使えていました。

2021年に比べると、全球種2~4km/h速かったです。

やきゅまる
カーブがあると、かなり緩急が使えるね

回を重ねるとやや球速低下

佐々木朗希投手の回別平均球速(2022年2月26日)

3回までですが、回を重ねるとやや球速低下しています。

やきゅまる
この傾向は投球回が増えた時に心配

5. コース別

ストレートとカーブは高め

佐々木朗希投手のコース別投球数(2022年2月26日)

佐々木投手には珍しく、ストレートは高めが多かったです。そのため、空振りを多く取れたと考えられます。

またカーブも高めが多く、ゾーン内が1球しかありませんでした。カーブは初球などカウント球で使用するので、もう少しゾーン内に投げたいところです。

やきゅまる
この球威なら、高めのストレートの方が良いかも

ボール球を振らせている

佐々木朗希投手のコース別成績(2022年2月26日)

結果球の4/9がボール球でした。

特に高めのストレートでも三振を奪えているのは大きく、高低差をかなり使えていました。

やきゅまる
低めのフォークとスライダー、高めのストレートが良い組み合わせ

まとめ

まとめ

①平均156.2km/h、最高158km/h
②前回より変化球が増加
③新球カーブは4球
④カーブは最大38km/hの緩急
⑤ストレートの空振り率が高い
⑥ストレートは高め中心

今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年2月26日)」を紹介しました。

ストレート平均球速156.2km/h最高球速158km/hでしたので、やはり前回(2月19日)の球速は怪しいです。それでもNPB最速レベルなので、十分速いです。

投球内容としては、前回より変化球割合が増加し、新球のカーブも4球投げました。カーブがあることで最大38km/hの緩急を生み出せていました。

ストレートはいつもより高めが多く、空振り率が高かったです。

カーブのストライク率が低いので、ストライクがもっと取れるようになると、かなり有効なボールになりそうです。

やきゅまる
中6日でも問題無さそう