第276回 【佐々木朗希】7回8K無失点で8勝目(2022年8月26日投球分析)
2022年8月26日、佐々木朗希投手が本拠地ZOZOマリンでの楽天戦に先発。
7回を投げて91球、被安打3、四死球2、奪三振8、無失点の投球内容で8勝目。
今回は松川捕手のコンディション不良により、今季初めて佐藤都志也捕手とのバッテリーで先発することになりました。平均157.7km/hと、前回登板に比べるとストレートに球威が戻り、3塁を踏ませない安定した投球でした。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年8月26日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
前回投げなかったカーブを多投
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダー、カーブの4球種です。
前回登板では1球も投げなかったカーブを8球(9%)も投球しました。
カーブは左打者のみ
カーブは8球とも左打者への投球でした。
2. コース別
インコースのストレートを多投
いつもはアウトコース中心ですが、今回は左右ともにインコースのストレートを多投しました。
フォークは「低めのボールゾーンに落ちて空振りを奪うボール」と「ゾーン内に落ちて来て見逃しを奪うボール」を投げ分けていました。
際どい球を打たれる
打たれたのは甘いボールではなく、際どいボールを打たれました。際どいボールを打たれたので3本ともクリーンヒットではありませんでした。
3. 各成績
3本とも単打
上図は今回、前回登板までの2022年平均の左右別被OPSです。
右打者との対戦が少なかったですが、浅村選手に2安打も打たれました。
ただ左右ともに打たれたのは全て単打でした。
ストレートの空振り0個
ストライク率74%、ゾーン内率61%と高く、ゾーン内では勝負出来ていました。
空振り8個(前回9個、前々回12個)と少なく、特にストレートは0個(前回4個、前々回8個)です。
4. 球速
平均157.7km/h、最高160km/h
ストレートは平均球速157.7km/h、最高球速160km/hでした。
前回の平均球速155.5km/hに比べると復調しましたが、まだ本調子の球速ではありませんでした。
160km/h超えは2球
ストレートは160km/h超えが46球中2球だけでした(前回1球、前々回4球)。球速的にはまだ本調子ではなさそうです。
6回以降に球速低下
1から5回まで158km/h前後でしたが、6回、7回は156km/h前後まで球速が低下しました。
まとめ
①160km/h超えは2球
②前回投げなかったカーブを多投
③インコースのストレートを多投
④フォークはゾーン内で見逃し、ゾーン外で空振りを量産
⑤空振り8個(前回9個)
⑥ストレートは0個(前回4個)
⑦6-7回に球速低下
平均球速157.7km/h
最高160km/h
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年8月26日)」を紹介しました。
7回を投げて91球、被安打3、四死球2、奪三振8、無失点の投球内容で8勝目。
今回は松川捕手のコンディション不良により、今季初めて佐藤都志也捕手とのバッテリーで先発することになりました。
その影響なのか、いつもはアウトコース中心ですが、今回は左右ともにインコースのストレートを多投しました。
フォークは「低めのボールゾーンに落ちて空振りを奪うボール」と「ゾーン内に落ちて来て見逃しを奪うボール」を投げ分けていました。
前回登板では1球も投げなかったカーブを8球(9%)も投球することで、良いアクセントになってました。
平均157.7km/hと、前回登板に比べるとストレートに球威が戻ったこともあり、3塁を踏ませない安定した投球でした。しかし、160km/h超えが46球中2球だけでした(前回1球、前々回4球)。球速的にはまだ本調子ではなさそうです。