第299回 【阪神】2023年新外国人ホアン・ミエセス選手の打撃分析
2022年11月17日、阪神が新外国人選手としてレッドソックス傘下3AからFAになったホアン・ミエセス選手(27)を獲得調査していると複数の報道機関で報道されました。
その後の12月15日、阪神が来季の契約を結んだと正式に発表しました。推定年俸は50万ドル(6750万円)で、背番号55。
今回はそんな「【阪神】2023年新外国人ホアン・ミエセス選手の打撃分析」を紹介します。
使用するデータはBaseball SavantとFanGraphsです。
1. 基本情報
MLB経験はなし
経歴 | 東京五輪 ドミニカ共和国代表 レッドソックス傘下3A(2019 – 2022) |
ポジション | 右翼、左翼 |
投打 | 右投右打 |
生年月日 | 1995年7月13日(27歳) |
身長 | 189 cm |
体重 | 84 kg |
2. 年度成績
本塁打率は高い
3A通算で打率.254、26本塁打、OPS.845です。今季は3Aで60試合ながら打率.271、12本塁打、OPS.923と活躍しました。
打撃の特徴は「左投手が得意」「超プルヒッター」「フライヒッター」「四死球が多い」「三振が多い」などが挙げられます。
守備はメインが右翼、サブポジとして左翼を守った経験があります。補殺が多いことからも強肩だと考えられます。
三塁打の盗塁の数を考えると走力はやや平均以下と考えられます。
3. 対左右成績
対左投手の方が得意
対左投手の方が被打率やOPSが高いことから、左投手を得意としています。
4. 得点圏成績
チャンスはやや得意
得点圏とそれ以外では得点圏の方が打率や長打率が良く、チャンスはやや得意です。
ただし、得点圏では三振率が高くて四死球率は低いです。
5. 月別成績
調子極端
月別の成績を見るとOPS1.000前後か.500以下かと調子が極端です。
6. 打球方向別成績
超プルヒッター
打球の引っ張り率56%(MLB平均37%)と超プルヒッターです。
2022年のホームランも12本中10本がレフト方向でした。
ただ3Aの映像を見てるとライト方向にもホームランを打っていました。
7. 打球種類成績
超フライヒッター
フライ率38%(MLB平均23%)と非常に多く、かなりのフライヒッターです。
まとめ
①今季3Aで打率.271、12本、OPS.923(60試合)
②三振が多い
③四死球が多い
④補殺が多い(強肩?)
⑤左投手が得意
⑥チャンスやや得意
⑦調子極端
⑧引っ張り率56%(MLB平均37%)
⑨フライ率38%(MLB平均23%)
今回は「【阪神】2023年新外国人ホアン・ミエセス選手の打撃分析」を紹介しました。
3A通算で打率.254、26本塁打、OPS.845です。今季は3Aで60試合ながら打率.271、12本塁打、OPS.923と活躍しました。
打撃の特徴は「左投手が得意」「超プルヒッター」「フライヒッター」「四死球が多い」「三振が多い」などが挙げられます。
守備はメインが右翼、サブポジとして左翼を守った経験があります。補殺が多いことからも強肩だと考えられます。