第360回 【佐々木朗希】7回無失点1安打11Kで2勝目(2023年4月14日投球分析)
2023年4月14日、佐々木朗希投手が本拠地ZOZOマリンスタジアムでのオリックス戦に先発。
7回を投げて105球、被安打1、四死球0、奪三振11、0失点の圧巻の投球で今季2勝目。
山本由伸投手との初の投げ合いが注目されら一戦で4回までに10奪三振、5回まで完全投球と「また完全試合か?」と思わせる投球でした。しかし、オリックス打線も2巡目からは粘りながら球数を増やして6回に四球と安打で完全試合とノーヒットノーランは阻止しました。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年4月14日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
今回はスライダーが少し多かった
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
今回はスライダーが16%と少し多く、カーブは投げませんでした。
スライダーを右打者に多投
スライダーは43%と右打者に多投しました。
2. コース別
スライダーはアウトロー
ストレートは右打者のインハイ、左打者のアウトハイへの投球が多かったです。
フォークは高めに抜ける球が少なく、低めが多かったです。
スライダーはアウトローが多くゾーン内にも決まっていました。
ゾーン内でも三振を奪えてる
フォークは低めのボール球だけでなく、ゾーン内でも三振を奪えています。
3. 左右成績
左打者に四死球2
上図は今回、2022年平均の左右別被OPSです。
2022年は左打者の方が与四死球が多かったですが、今回も左打者に四死球2でした。
4. 球種別成績
ストライク率66%、ゾーン内率51%
ストライク率66%(NPB平均63%)、ゾーン内率51%(NPB平均46%)とゾーン内を攻めてストライクを取っていました。
前回同様に空振り25個と非常に多くて、これは去年の完全試合の空振り24個より多いです。
フォークは空振率30%、スライダーは空振率35%と驚異的な数字でした。
5. 球速
平均159.6km/h、最高163km/h
ストレートは平均球速159.6km/h、最高球速163km/hで、平均球速は前回よりも速かったです。
160km/h超えは25球
ストレートは160km/h超えが44球中25球でした。
7回まで球速維持
2回には161.7km/hも出ていましたが、6回は157.6km/hまで低下。しかし7回には159.8km/hまで回復して、最後まで球速を維持してました。
まとめ
①スライダーを右打者に43%と多投
②ストレートは右打者のインハイ、左打者のアウトハイに多投
③スライダーはアウトローに多投
④四球は2つとも左打者
⑤ストライク率66%、ゾーン内率51%と前回ほど圧倒的ではない
⑥空振り25個と非常に多い(完全試合時24個)
⑦フォークは空振率30%、スライダーは空振率35%と驚異的
⑧160km/h超えが44球中25球
⑨7回でも159.8km/hと球速維持
平均球速159.6km/h
最高163km/h
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年4月14日)」を紹介しました。
7回を投げて105球、被安打1、四死球0、奪三振11、0失点の圧巻の投球で今季2勝目。
山本由伸投手との初の投げ合いが注目されら一戦で4回までに10奪三振、5回まで完全投球と「また完全試合か?」と思わせる投球でした。しかし、オリックス打線も2巡目からは粘りながら球数を増やして6回に四球と安打で完全試合とノーヒットノーランは阻止しました。
スライダーを43%と右打者に多投、空振率35%と驚異的な数字でした。
今回105球投げたので次回登板に疲労が蓄積するのか、しないのか次回登板が楽しみです。