第459回【DeNA】2024年新外国人マイク・フォード選手の打撃分析
2024年7月1日、横浜DeNAベイスターズがレッズを自由契約になったマイク・フォード(Mike Ford)選手(32)を獲得調査していると複数のスポーツ紙が報道しました。
2024年7月5日、横浜DeNAベイスターズが正式に獲得したと発表しました。
フォード選手は昨季MLBで16本塁打を記録した強打の一塁手です。
今回はそんな「【DeNA】2024年新外国人マイク・フォード選手の打撃分析」を紹介します。
使用するデータはBaseball SavantとFanGraphsです。
1. 基本情報
ジャーニーマン
所属球団 | ニューヨーク・ヤンキース (2019 – 2021) サンフランシスコ・ジャイアンツ (2022) シアトル・マリナーズ (2022) アトランタ・ブレーブス (2022) ロサンゼルス・エンゼルス (2022) シアトル・マリナーズ (2023) シンシナティ・レッズ (2024) |
ポジション | 一塁、三塁 |
投打 | 右投左打 |
生年月日 | 1992年7月4日(32歳) |
身長 | 183 cm |
体重 | 102.1 kg |
2. 年度成績
昨季MLBで16本塁打
MLB通算で205試合、打率.205、37本塁打、OPS.700。
3A通算で389試合、打率.265、80本塁打、OPS.860。
昨季MLBで16本塁打を記録しています。
打撃の特徴は「四死球が多い」「左投手〇」「チャンスで出塁率上昇」「初球〇」「慎重打法」「速球〇(150km/h前半は×)」「プルヒッター」などが挙げられます。
走力はMLB下位、失策少ない
守備のメインは一塁です。三塁は3Aで11試合のみ守ったことがあります。
守備範囲は狭いですが、失策は少なく、ハンドリングは上手い方です。
「スプリントスピード」「1塁までの到達タイム」から走力はMLB下位レベルと考えられます。
3. 対左右成績
左投手〇
左投手の打率.252、OPS.831と左投手の方が得意です。
4. 得点圏成績
チャンスで出塁率上昇
得点圏では
打率.183↓
本塁打率1.5%↓
四死球率19%↑
出塁率.333↓
長打率.262↓
とチャンスでは長打率が下がり、出塁率が上昇傾向にあります。
4. カウント別成績・スイング率
初球〇・慎重打法
初球スイング率25%、ゾーン内スイング率61%、ボール球スイング率22%と慎重的なタイプです。
また初球打率.310、8本と初球が得意です。
コンタクト率76%とコンタクト能力は平均的です。
5. コース別成績
ハイボールヒッター
左右ともにハイボールが得意です。一方低めは苦手です
6. 球種別成績
速球〇、曲がり球×
左右共にストレート、ツーシームなど速球が得意です。
スライダー、カーブなどの曲がり球が苦手です
7. ストレート球速別成績
速球〇(150km/h前半は×)
ストレートは149km/h以下はほぼOPS.900以上と得意ですが、149-155km/hになると苦手です。
8. 打球方向別成績
プルヒッター
打球方向、本塁打の多くがライト方向であることからプルヒッターです。
9. 打球種類
フライヒッター
3A通算でフライ率31%と高いフライヒッターです。
10. 打球速度・角度
平均打球速度はMLB平均以上
MLB通算で平均打球速度144km/hとMLB平均より少し速く、バレル率も10.3%と高いです。
またMAX打球速度は179km/hとMLB平均以上で、パンチ力はあります。
まとめ
【基本情報】
①ジャーニーマン
②昨季MLBで16本塁打
③四死球が多い
④一塁(3Aで三塁経験有り)
⑤守備範囲は狭いが失策少ない
⑥鈍足
【対左右・得点圏・月別】
①左投手〇(打率.252、OPS.831)
②チャンスで長打率低下、出塁率上昇
本塁打率1.5%↓
四死球率19%↑
出塁率.333↓
長打率.262↓
【カウント・コース】
①初球〇(初球打率.310、8本)
②慎重的
⇒初球、ゾーン内、ボールのスイング率低い
③コンタクト能力は平均的
④ハイボールヒッター、低め×
【球種】
①速球〇
⇒ただ150km/h前半は苦手
②曲がり球×
③左のチェンジアップ、カットボール×
【打球方向・種類・速度・角度】
①プルヒッター
②フライヒッター
③打球角度高い
④打球速度はMLB平均以上
⑤バレル率10.3%と高い
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