第488回 【MLB】日本人投手の球種・球速・回転数・変化量(2025年)
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今回は2025年のMLB日本人各投手の「球種・平均球速・回転数・変化量」を紹介します。
紹介するのは今永昇太投手、佐々木朗希投手、山本由伸投手です。
使用するデータは下記サイトを参考にしています。
Baseball Savant

1. 今永 昇太
左右別球種
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(2025年3月18日時点)
①右打者にフォーク、カーブ多投
②左打者にスライダー多投
球種別成績
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(2025年3月18日時点)
①ストレート、フォークの空振率が高い
リリースポイント
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(2025年3月18日時点)
①一塁側に低い
②エクステンションが短い(球離れが早い)
平均球速・回転数
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(2025年3月18日時点)
①ストレートの回転数が非常に多い
②全球種がMLB平均以下の球速
変化量
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(2025年3月18日時点)
①ストレートのホップ成分が多い
②ストレートが昨年よりシュート成分が多い
③スライダーの横変化量が多い
④カーブの縦変化量が多い
2. 佐々木 朗希
左右別球種
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(2025年3月19日時点)
①スライダーは右打者のみ
②ストレート中心
コース
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(2025年3月19日時点)
①ベースから横に外れるフォークが多い
球種別成績
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(2025年3月19日時点)
①ストライク率、ゾーン内率が低い
②フォークの空振率が低い
リリースポイント
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(2025年3月19日時点)
①三塁側に高い
②エクステンションが非常に長い(球持ちが良い)
平均球速・回転数
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(2025年3月19日時点)
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(2025年3月19日時点)
①WBC時よりストレートの回転数が少ない
②フォークの回転数が少ない
③2024年より平均球速が速い
変化量
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(2025年3月19日時点)
①ストレートのホップ成分が少ない
②フォークは縦変化量大、横変化量は不規則
③スライダーは変化量大
3. 山本 由伸
左右別球種
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①ツーシームは右打者のみ
②フォークが約4割と多投
球種別成績
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(2025年3月18日時点)
①フォークの空振率が高い
②ストレート、カーブのゾーン内率高い
リリースポイント
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(2025年3月18日時点)
①一塁側で低い
②エクステンションはMLB平均
平均球速・回転数
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(2025年3月18日時点)
①全体的に高速(特にフォーク)
②スライダー、カーブの回転数が多い
変化量
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(2025年3月18日時点)
①ツーシームはシュート系
②フォークは横変化量が不安定
③カーブは縦変化量が大きい
ディスカッション
コメント一覧
夢舞台、海を渡ったドジャース佐々木朗希等の細かな分析をありがとうございます。
前回の初登板では1回は全力で投げてる印象でした。2回以降は制球が悪く見てられなかったです。
データからも分かるのですが、朗希の真っすぐの回転数が下がったのはなぜでしょう。ホップ成分が少なくなったと解釈しています。フォークはその分落ちるでしょうが、前回のようなベース上にかからないと話になりませんね^_^;
今後ともよろしくお願いいたしますm(__)m
コメントありがとうございます。
佐々木朗希投手の回転数減少についてですが、個人的には次の3つの要因を考えています。
①ボールの影響
②投球フォーム(メカニクス)
③投球コース(高めが少ない)
①②の影響が大きく、③は少しだけの印象です。
本人コメントで投球フォームは良くなっている感覚みたいなので今後回転数が上がることを期待しています。
ただ160km/h前後を安定して投げれるなら、回転数が少なくても良いとも思っています。
佐々木朗希投手のリリースは高くてキャッチャー寄りなので、回転数が少ない(ホップ成分が少ない)と打球が上がりにくい効果があります。