第46回 【広島】今年ブレイクしそうな若手投手(大道 温貴)

2021年11月22日

2月のキャンプも終わり、一通り期待の若手選手を見ることが出来ましたので、「今年ブレイクしそうな若手投手」をセ・パで5人ずつ紹介したいと思います。
ヤクルト・奥川投手、ロッテ・佐々木投手のような超有名選手は外しています。

今回紹介するのは、セ・リーグ4人目で広島の「大道 温貴」投手です。

大道 温貴(広島)の基本情報

経歴春日部共栄高等学校
八戸学院大学
広島東洋カープ (2021 – )
ドラフト2020年 ドラフト3位
ポジションリリーフ
投打右投右打
生年月日1999年1月20日(22歳)
身長178 cm
体重80 kg
基本情報

威力抜群のストレートが最大の武器です。
大学最後のリーグ戦で36イニングを投げて60奪三振。奪三振率は驚異の15.00を記録しました。

大学時代に最も得意とした変化球はスライダーですが、プロではスプリット(フォーク?)の方がストレートと相性が良く、武器になりそうです。

キャンプで初めて投球を見て、フォームの完成度の高さに驚きました。
まず思ったのは「腕が振れていて、速い」ことです。
腕が振れていると言っても、腕の力で振っている訳ではなく、下半身の使い方が上手いと思いました。
特に踏み込んだ左足が体重移動後に止まり、安定することで、自然と上半身の回転運動が出来ています。
これにより腕が振れ、低めに威力の高いストレートを力感無く、投げれています

やきゅまる
やきゅまる
なぜドラフト1位じゃないんだ

球速

大道投手_球速

プロ入り後、3試合のMAX球速は150km/hです。
プロ入り前の最速が150km/hであることを考えると、球速が高い状態で安定しています。

球速データがある2月27日の平均球速は148.1km/hでした。
その日はほぼ全部のストレートが148km/hか149km/hと驚異的な安定度でした。

得意のストレートが安定しているのはリリーフとしては大きな強みだと思います。

キャンプ・オープン戦

大道投手_投球割合(2021年2月17日、27日)
大道投手_投球割合(2021年2月17日、27日)

2月17日の巨人との練習試合では1回無失点2奪三振の投球、2月21日の阪神との練習試合では3者連続三振、2月27日の巨人との練習試合では1回無安打無失点とわずか11球であっさり3人で試合を締めました。

投球割合はストレートが7割を超えているのにもかかわらず、打たれていません。
このことからストレートがプロでも十分通用すると考えられます。

腕の振りが良く、ストレートには威力があり、変化球にキレがあるので、勝利の方程式として活躍すると思います。

やきゅまる
やきゅまる
守護神として活躍するかも

データは下記のサイトを参考にしてます。
NPB公式サイト
Sportsnavi
日刊スポーツ
プロ野球データFreak
Baseball LAB

変化球割合

おまけ

前田健太投手や藤川球児さんも絶賛していました。