第119回 【佐々木朗希】最高球速と最低球速を更新(2021年7月9日投球分析)
7月9日の日本ハム戦(ZOZOマリン)でプロ5度目の先発。5回を85球8安打4失点、3奪三振3四球の投球内容で2敗目。
一回は1軍公式戦最速157km/hをマークした快速球で、ランナーを出しますが上々の立ち上がりでした。
しかし二回、2死から浅間選手に外角低めの直球を左中間へ2点適時二塁打を許しました。
五回には明らかに球速が低下して、無死一、二塁から高浜選手の三塁前へ転がした送りバントを一塁へ自らの悪送球で3点目。さらに近藤選手にも右犠飛を浴び4失点目を献上しました。
今回はそんな「【プロ野球】佐々木朗希投手が最高球速と最低球速更新(2021年7月9日投球分析)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。過去の佐々木朗希投手の投球分析については下記を参考にして下さい。
佐々木朗希投手の過去記事一覧
1. 対左右成績
左は2021年、右は今回(7月9日)の対左右成績です。
2021年全体としては左打者に打たれていますが、今回(7月9日)は左右両方打たれました。
2. 投球割合
日別投球割合
登板を重ねる度にストレートの割合が減っていましたが、今回(7月9日)はストレートの割合が非常に多かったです。
対左右投球割合
左右共にストレートの割合が70%以上と非常に多かったです。
回別投球割合
試合全体的にストレートの割合が多かったですが、特に初回は9割近くがストレートでした。
3. コース別
コース別投球数
今まではほぼ投げていませんでしたが、今回(7月9日)は右打者のインコースに多く投げています。
スライダーは良い高さに投げられていたので、スライダーの割合を増やしても良かったと思います。
コース別被安打
左打者は外寄りの投球数が多いので、打たれたのも外寄りのボールでした。
4. 球種別成績
上は2021年、下は今回(7月9日)の球種別成績です。
今回(7月9日)全球種満遍なく打たれていますが、右打者のフォークは打たれていません。2021年全体からフォークは左打者には打たれやすく、右打者には有効なのかもしれません。
5. 球速
日別球速
注目の球速は平均球速151.8km/h、最高球速157km/h、最低球速146km/hでした。
この平均球速、最高球速はプロ入り後最速だった一方、最低球速もプロ入り後最遅でした。
全球種の球速帯
上は2021年、下は今回(7月9日)の球速帯です。
2021年に比べると今回(7月9日)はストレートの球速幅が大きいです。
回別平均球速
上図は回別平均球速です。
前回は終盤まで球速が安定していましたが、今回(7月9日)は回を重ねる度に球速が低下しています。
まとめ
①ストレートが7割超え
②珍しく右打者のインコースを多投
③平均球速151.8km/h、最高球速157km/h、最低球速146km/h
④回を重ねる度に球速低下
今回は「【プロ野球】佐々木朗希投手が最高球速と最低球速更新(2021年7月9日投球分析)」を紹介しました。
今まではほとんど投げていませんでしたが、今回は右打者へのインコースへ多く投げていました。球速は1回にプロ入り後の最高球速157km/hを投げたんですが、5回には最速球速146km/hを記録しました。
次回登板は球速の維持、変化球の制球力が大事になりそうです。
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