第158回 【西武?】2022年新外国人候補テイラー・ジョーンズ選手の打撃分析
11月16日、西武がアストロズのテイラー・ジョーンズ内野手兼外野手 (27)を獲得に向けて調査を行っているという報道がありました。
そのため、今回は「【西武?】2022年新外国人候補テイラー・ジョーンズ選手の打撃分析」を紹介します。
使用するデータは2020年~2021年のBaseball Savantとfangraphsです。
基本情報
身長が2m越えの超大型助っ人
所属球団 | ヒューストン・アストロズ (2020 – 2021) |
ポジション | 一塁手、外野手 |
投打 | 右投右打 |
生年月日 | 1993年12月6日(27歳) |
身長 | 200.7 cm |
体重 | 104.3 kg |
3Aでは大活躍
2021年はメジャーでそこそこの成績を残しています。
3Aでは48試合で打率.331、10本、36打点、OPS1.009と大活躍しました。
守備位置はファースト、レフトで、3Aではサード、ライトも守っていました。守備機会が少ないのでデータが微妙ですが、守備範囲は狭そうです。肩は強いみたいです。
走力は一塁到達タイムは遅いですが、スプリントスピードはやや遅いくらいです。
左は対戦数が少ないが、得意
対戦数は少ないですが、左投手を打率.324、OPS.813と得意としています。
チャンスには強い
得点圏は打率.293、OPS.862とチャンスに強いです。
若いカウントの方が得意
明らかに表の右上の若いカウントでの成績が良いです。
ローボールヒッターだが、アウトローは苦手
明らかにローボールヒッターですが、インローは得意でアウトローは苦手です。
強打者にはインコースを避けて、アウトローを攻めがちな日本では相性が悪いかもしれません。
落ちる球が苦手
全体的にそこそこ打っていますが、スプリットとチェンジアップの落ちる球は苦手としています。
140~145の半速球が苦手
150-155km/hと140-145km/hは苦手ですが、その間の145-150km/hは何故か得意みたいです。
打席数が多いと活躍
打席数が多い8月は成績が良化しています。
広角打法
広角に打球が飛んでいて、逆方向の方が成績が良いです。
打球は速く低い、バレル率はやや高い
安打のメジャー中央値と比べて安打の打球速度が6km/hくらい速いです。、
打球角度は低く、バレル率は7.9%とやや高いです。
まとめ
①3AではOPS1.009
②左投手は得意
③チャンスに強い
④若いカウントの方が得意
⑤ローボールヒッターだが、アウトローは苦手
⑥落ちる球は苦手
⑦140~145の半速球が苦手
⑧広角打法
⑨打球は速く低い、バレル率はやや高い
今回は「【西武?】2022年新外国人候補テイラー・ジョーンズ選手の打撃分析」を紹介しました。
3Aでは打率、ホームランなど安定した成績を残しています。メジャーでは三振が多く四球が少ないですが、3Aではその逆で三振が少なく四球が多いです。
左投手、チャンスに強く、広角に打てて打球速度が速いなど、長所は多いです。
ただ、落ちる球とアウトローが苦手なので、現状では日本の野球との相性は良く無さそうです。