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第168回 【横浜DeNA】2022年新外国人クリスキー投手の投球分析

2023年2月9日

2021年12月8日、横浜DeNAベイスターズが新守護神候補としてオリオールズのブルックス・クリスキー投手(27)の獲得を発表しました。

そのため今回は「【横浜DeNA】2022年新外国人クリスキー投手の投球分析」を紹介します。

データはBaseball Savantfangraphsのデータを使用します。

2022年新外国人の記事一覧

基本情報

メジャーでは全てリリーフ

所属球団ニューヨーク・ヤンキース (2020 – 2021)
ボルチモア・オリオールズ (2021)
ポジションリリーフ
投打右投右打
生年月日1994年2月3日(27歳)
身長190.5 cm
体重86.2 kg
基本情報

高い奪三振能力だが、乱調癖

クリスキー投手の年度別成績

上はメジャー下は3Aの年度別の成績です。

メジャーでは数少ない登板ならがも両年とも防御率は14点台と大乱調。3Aでは29.3回を投げて43三振、奪三振率13.2をマークしました。メジャー通算でも奪三振率11.4と優秀ですが、制球面に大きな問題があります。

四死球率8.4と非常に高く、四死球を出した後にストライクを取ろうとしたボールを長打にされる悪循環に陥っていました。また2021年7月22日のレッドソックス戦では1イニング4暴投のメジャーワーストタイ記録をしました。

やきゅまる
投げるボールは一級品だから、課題の制球が解消したら化けるかも

ストレートとスプリットとスライダーの3球種

クリスキー投手の年別投球割合(MLB2020-2021年)

上図は年別投球割合で、色が球種を表しています。

持ち球はストレートスプリットスライダーの3球種です。

2020年に比べると、2021年はスプリットの投球割合が増えています。

やきゅまる
スプリットを投げる投手は珍しいね

スライダーは右打者

クリスキー投手の投球割合(MLB2020-2021年)

上図は右打者、左打者別の投球割合で、色が球種を表しています。

スライダーは右打者への投球が多いです。ストレートとスプリットは左右関係なく、投球しています。

初球のストレートを狙われる

クリスキー投手のカウント状況別投球割合と成績(MLB2020-2021年年)

右打者と左打者別のカウント別投球割合と成績です。左上が数値の表、右が円グラフ、左下が成績です。

初球とボール先行でストレートが多く、決め球ではスプリットの割合が多いです。

そのため初球とボール先行ではストレートを狙われるので、かなり打たれています。

やきゅまる
左右関係なく、スライダーでストライクが取れるようになりたいね

リリースはかなり頭に近い

クリスキー投手のリリースポイント(MLB2020-2021年)

左図は捕手目線、右図は三塁側から投手を見たリリースポイントです。△はMLB平均です。

MLB平均に比べると、リリースが約30cmも頭に近いです。球持ちはMLB平均くらいです。

やきゅまる
かなりリリースが頭に近いね

フライボーラー

クリスキー投手の被打球種類(MLB2020-2021年)

上図は各球種、全体、メジャー平均の被打球種類です。

フライ率33%とかなり高く、ゴロは少ないフライボーラーです。

特にストレートはフライ率44%とかなり高いです。一方、スプリットはフライ率8%と低いです。

やきゅまる
やっぱりストレートを狙い打たれているから、スライダーをもう少し投げた方が良いね
たれているから、スライダーをもう少し投げた方が良いね

左右差はほぼ無い

クリスキー投手の対左右成績(MLB2020-2021年)

左右どちらも被打率.300以上、OPS1.100以上とかなり打たれています。

特に左打者には被打率.364OPS1.381と非常に打たれています。

得点圏の方が成績がマシ

クリスキー投手の得点圏成績(MLB2020-2021年)

得点圏の方が被打率.320OPS1.010と成績がマシですが、それでもかなり打たれています。

ストレートがかなり打たれている

クリスキー投手の球種別成績(MLB2020-2021年)

上はOPSのグラフ、下は球種別の成績です。

左右関係なく、ストレートはOPS1.600以上と壊滅的な数字です。スプリットは右打者にはOPS.596と優秀ですが、左打者にはOPS.864とそこそこ打たれています。

平均球速153.1km/h

クリスキー投手の球速・回転数(MLB2020-2021年)

上図は球種別の平均球速と回転数のグラフで、△はMLB平均を表しています。

ストレートの平均球速は153.1km/h最高球速は157.7km/hで、回転数は2290とMLB平均くらいです。

スプリットはMLB平均から約2km/h速く回転数は約700回転も少ないです。

やきゅまる
スプリットが回転数が少なく、かなり優秀だね

ノビのあるストレート、シュート成分が少ないスプリット

クリスキー投手の変化量(MLB2020-2021年)

上図は捕手側から見た球種別の変化量で、△はMLB平均を表しています。

ストレートはMLB平均より約8cmもホップ成分が多く、ノビのあるストレートです。

スプリットはMLB平均よりシュート成分が少なく、ストレートから真っすぐ落ちる球です。

スライダーはMLB平均くらいの球です。

やきゅまる
ストレート、スプリットの変化量がかなり良いね
いね

ストレートの回転軸はバックスピン寄り

クリスキー投手の回転軸(MLB2020-2021年)

上図は捕手側から見た球種別の回転軸の向きで、△はMLB平均を表しています。数値は回転数で、中心から離れるほど回転数が多くなります。

ストレートの回転軸がバックスピン寄りなので、回転数のわりにホップ成分が多いと考えられます。

スプリットはシュート方向に傾いていますが、回転数が非常に少ないため、シュート成分が少ないと考えられます。

スライダーはMLB平均くらいの回転軸です。

やきゅまる
ストレートの回転軸が良いね

ストレートは真ん中付近、スライダーはボール球が多い

クリスキー投手のヒートマップ(MLB2020-2021年)

上図は球種別のヒートマップで、色が濃い所が投球数が多いことを表しています。

ストレートが真ん中付近に集まっています。

スプリットは右打者にはベース上で落とせていますが、左打者にはアウトコースに投げる意識が強く、ボールゾーンへの投球が多いです。そのため、見逃される確率が高く、左打者への成績が良くないと考えられます。

スライダーはほとんどがハッキリしたボールであるため、ほとんど有効に使えていません。

やきゅまる
スライダーの制球が特に酷いね

低めのボールになるスプリットは打たれていない

クリスキー投手のコース別成績(MLB2020-2021年)

左右関係なく、低めのボールゾーンに落ちるスプリットは全く打たれていません。

右打者には高めに浮いたストレートを狙われやすく、打たれています。

左打者には真ん中からアウトローが特に打たれています。

ストレートとスプリットの軌道が非常に近い

クリスキー投手の軌道(MLB2020-2021年)

リリースが頭に近く、ストレートとスプリットの軌道が非常に近いです。

やきゅまる
この軌道だとスプリットはかなり有効だね

まとめ

クリスキー投手の総評
まとめ

①メジャーでは全てリリーフ
②高い奪三振能力だが、乱調癖
③ストレートとスプリットとスライダーの3球種
④初球のストレートを狙われる
⑤リリースはかなり頭に近い
⑥フライボーラー
⑦ストレートがかなり打たれている
⑧平均球速153.1km/h、最高球速157.7km/h
⑨回転軸はバックスピン寄りでノビのあるストレート
⑩シュート成分が少ないスプリット
⑪スライダーはボール球が多い

今回は「【横浜DeNA】2022年新外国人クリスキー投手の投球分析」を紹介しました。

メジャーではリリーフで数少ない登板ならがも両年とも防御率は14点台と大乱調。3Aでは奪三振率13.2メジャー通算でも奪三振率11.4と優秀です。しかし、制球面に大きな問題があり、四球後の初球のストレートを狙われて長打を打たれる傾向にあります。

ストレートは平均球速153.1km/hで、回転軸はバックスピン寄りでノビがあるボールです。

スプリットはシュート成分が少なく、ストレートから真っ直ぐ落ちるボールです。

スライダーは平均的な変化量ですが、ストライク率が22%しかなく、ほとんどが明らかなボール球です。

持っているポテンシャルは高いので、日本のボールに合い、制球力が向上すれば活躍する可能性は高いです。

やきゅまる
スライダーの制球力を上げるか、カウントを取れるカットボールを習得すれば面白いと思う