第238回 【佐々木朗希】カーブが自己最速136キロ(2022年5月13日投球分析)
2022年5月13日、佐々木朗希投手が京セラドームでのオリックス戦に先発。
7回を投げて86球、被安打6、四死球0、奪三振7、1失点の投球内容で、ハーラートップタイの4勝目を挙げました。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年5月13日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
カーブが9%
今回もストレート、フォーク、スライダー、カーブの4球種です。
今までに比べるとカーブを9%と多投しました。
スライダーは右打者のみ
いつも通り、スライダーは右打者のみで、前回同様にカーブは左打者にも投球していました。
2. コース別
フォークが浮き気味
今までは左打者のアウトコースに多く投球してましたが、ストレートとフォークともに左打者へのインコースが多かったです。
フォークはいつもより少し高く、打たれたと考えられます。
真ん中付近からアウトコースを打たれる
左右ともに打たれたのは真ん中付近からアウトコースのボールでした。
左打者のインコースへの投球が多かったですが、1本もヒットを打たれていません。
3. 各成績
左右どちらも打たれた
左右ともに13打数3安打と、均等に打たれました。
今回もストライク率71%と高い
ストライク率77%、ゾーン内率79%とストライクはしっかり取れています。
一方、オリックス打線が初球から振ってきた影響で、空振りは10個に減少しました(前回21個)。
前回同様にスライダーとカーブは見逃しのみで、打者の頭に無いため振られていないです。
4. 球速
平均158.9km/h、最高163km/h
ストレートは平均球速158.9km/h、最高球速163km/hでした。
今季の中では球速が出ていませんでした。
39球中14球が160km/h超え
ストレートは39球中14球が160km/h超えでした(前回41球)。
133km/hが最速だったカーブが136km/hと自己最速でした。
7回まで球速維持
佐々木朗希投手の課題だった終盤の球速ですが、今回は7回でも平均球速159.2km/hと球速を維持していました。
オリックス打線が初球から振ってきてる中、ストライクゾーンで勝負することで球数が少なかったのが良かったのかもしれません。
まとめ
①平均158.9km/h
②最高163km/h
③160km/h超えが14球
④スライダーは右打者のみ
⑤カーブを9%と多投
⑥ストライク率77%
⑦空振りは10個に減少(前回21個)
⑧カーブが136km/hと自己最速
⑨7回に最速163km/hと球速維持
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年5月13日)」を紹介しました。
オリックス打線が初球から振ってくる中、ストライク率77%とゾーン内で勝負することで、球数が少なかったです。そのため、7回に最速163km/hと球速を維持出来ていました。
またカーブを9%と多投し、136km/hと自己最速も更新しました。
カーブだけでなく、左打者に対してインコースを多投していたり、投球の幅が拡がってきているので、次回登板が楽しみです。
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