第240回 【佐々木朗希】平均球速が100マイル超えの161.1キロ(2022年5月20日投球分析)
2022年5月20日、佐々木朗希投手がPayPayドームでのソフトバンク戦に先発。
6回を投げて97球、被安打4、四死球3、奪三振9、1失点の投球内容で、ハーラートップタイの5勝目を挙げました。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年5月20日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
フォークを46%と多投
今回もストレート、フォーク、スライダー、カーブの4球種です。
今までに比べるとフォークを46%と多投しました。
左打者にフォークを多投
右打者にはいつもと同じような比率です。
左打者にはフォークを54%と多投しました。
2. コース別
珍しくインコース多投
今まではアウトコースに多く投球してましたが、ストレートとフォークともにインコースが多かったです。
ストレートはいつもより四隅に散っています。
フォークはいつもより少し高く、打たれたと考えられます。
真ん中付近が打たれる
浮いた球か真ん中付近のボールを打たれました。
3. 各成績
左右どちらも打たれた
上図は今回、前回登板までの2022年平均の左右別被OPSです。
左右ともに佐々木朗希投手にしては打たれました。
今回もストライク率72%と高い
ストライク率72%とストライクは取れていますが、ゾーン内率49%と低かったです。
空振りは19個に増加しました(前回10個)。
4. 球速
平均161.1km/h、最高164km/h
ストレートは平均球速161.1km/h、最高球速164km/hでした。
自身のNPB先発歴代1位の平均球速160.6km/hを更新しました。
45球中41球が160km/h超え
ストレートは45球中41球が160km/h超え(前回14球)。
100マイル(約160.9km/h)超えは27球でしたが、160km/hが14球もありました。
6回でも160.3km/h
佐々木朗希投手の課題だった終盤の球速ですが、今回は6回でも平均球速160.3km/hと球速を維持していました。
まとめ
①平均161.1km/h(NPB先発歴代1位更新)
②最高164km/h
③160km/h超えが41球(前回14球)
④珍しくインコースも多投
⑤フォークを46%と多投
⑥ストライク率72%
⑦空振りは19個に増加(前回10個)
⑧6回でも平均球速160.3km/hと球速維持
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年5月20日)」を紹介しました。
6回を投げて97球、被安打4、四死球3、奪三振9、1失点の投球内容で、ハーラートップタイの5勝目を挙げました。
今まではアウトコースに多く投球してましたが、ストレートとフォークともにインコースが多かったです。
フォークを46%と多投したことで空振りは19個に増加しました。
ストレートは平均球速161.1km/hで、自身のNPB先発歴代1位の平均球速160.6km/hを更新しました。また最高球速164km/hを5球も投球しました。
途中に6者連続奪三振も記録していたので、次回登板でも圧倒的な投球を期待したいです。
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