第437回 【プロ野球】【MLB】球種割合（2023年）

2024年2月2日

今回は【プロ野球】【MLB】球種割合（2023年）を作成しましたので紹介します。

「スプリットやフォーク」「カーブやナックルカーブ」などの似た球種はまとめて集計しました。

データは下記のサイトを参考にしてます。
NPB公式サイト
Sportsnavi
日刊スポーツ
Baseball Savant
FanGraphs

1. 日米比較

日本はストレート、スプリットの比率高い

日米を比較すると、プロ野球はストレート44%、スプリット（フォーク）12%の比率が高いです。

一方、MLBはツーシーム15%、チェンジアップ11%、スライダー22%、カーブ9%の比率が高いです。

やきゅまる

意外とカットボールは日米差が無いんだね

2. 過去10年の推移

日本はスプリット、カットボールの比率増加

過去10年でプロ野球はスプリット（フォーク）+4%とカットボール+6%が増加して、ストレート-4%とスライダー-6%が減少しました。

一方、MLBはスライダー+8%が増加して、ストレート-2%とツーシーム-7%が減少しました。

やきゅまる

スライダーの増減が日米で真逆だね

3. 左右別

左投手はストレートとチェンジアップが多く、スプリットが少ない

日米ともに左投手はストレートとチェンジアップ+8%が多く、スプリット（フォーク）が少ない傾向にあります。

一方、スライダーはプロ野球は左、MLBは右の方が比率が高いです。

やきゅまる

日米ともに落ちる球は右はスプリット、左はチェンジアップが多いのは不思議

4. リーグ別

球種割合のセパの差は大きくない

セパの球種割合の差は大きくても2％しかなく、セパで球種割合の差はほとんど無いです。

強いてあげるならばセ・リーグはツーシームとチェンジアップ、パ・リーグはスプリット（フォーク）が2％だけ多いです。

やきゅまる

もっとセパの差があると思っていた

5. 12球団別

球団の特色が出ている

球種割合から各球団の特色が表れています。

各球種のトップは下記の通りです。

ストレート　48％　オリックス、ソフトバンク
ツーシーム　8％　巨人
フォーク　16％　ロッテ
カットボール　11％　日本ハム
チェンジアップ　12％　阪神、DeNA、広島
スライダー　19％　ロッテ
カーブ　9％　中日

やはり平均球速が速いオリックス、ソフトバンクはストレートの比率が高いです。

やきゅまる

先発ローテ人陣の影響が大きいね

6. 先発・リリーフ別

先発はカットボール、チェンジアップ、カーブが多い

先発はカットボール+4%、チェンジアップ+4%、カーブ+4%の比率が高いです。

一方、リリーフはストレート+6%、ツーシーム+1%、フォーク+2%、スライダー+3%の比率が高いです。

やきゅまる

被本塁打率が低いからリリーフの方がツーシームを投げてるのかもね

7. 年齢別

若い選手ほどストレート、フォーク、カーブが多い

若い選手ほどストレート、フォーク、カーブが多い傾向です。

一方、ベテラン選手ほどツーシーム、スライダーが多い傾向です。

やきゅまる

若手はリリースが横で投球フォームが乱れやすいツーシームとスライダーを避けているのかな？

8. 日本人・外国人別

外国人投手はMLBほど球種割合が変わらない

外国人投手はツーシーム+6%、チェンジアップ+2%、カーブ+2%の比率が高いです。ただし、NPBとMLBほどの差は無いです。

やきゅまる

MLBほど差がないのはボールの影響かな？

まとめ

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