第253回 【佐々木朗希】フォークが復調(2022年6月22日投球分析)
2022年6月22日、佐々木朗希投手がZOZOマリンでの西武戦に先発。
7回を投げて96球、被安打3、四死球3、奪三振9、0失点の投球内容で、6勝目。
ストレートは平均球速158.7km/hと球速としてはまだ本調子ではありませんでしたが、シュート回転が少なかったです。前回はイマイチだったフォークの制球が抜群で多くの空振りを奪いました。特に最後の西川選手へは鬼の6球連続フォークでした。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年6月22日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
フォークを27%と多投
今回はストレート、フォーク、スライダー、カーブの4球種です。
前回に比べるとフォークを27%と多投しました。
右打者にスライダーを多投
右打者にはフォークが少なく、スライダーを24%と多投しました。一方、左打者はいつもくらいの割合でした。
2. コース別
スライダーは制球抜群
ストレートは高めが多かったです。
一方、フォークは低め、スライダーはアウトローに制球抜群で効果的でした。
低めのフォークで三振を多く奪う
低めのフォークで三振を多く奪いました。一方、高めのストレートによる凡打が多かったです。
やはり打たれるのは真ん中付近で、コーナー付近は打たれていません。
3. 各成績
左右差はあまり無し
上図は今回、前回登板までの2022年平均の左右別被OPSです。
今回は被打率、被OPS、奪三振に左右差はあまりありません。
空振りが19個に増加
ストライク率66%と佐々木朗希投手にしてはそこまで高い数字ではありません。ゾーン内率も45%と高くなく、ボールゾーンをうまく振らせていました。
空振りは19個に増加しました(前回15個)。4球種全てで空振りを奪っていますが、特にフォークは9個も奪いました。
4. 球速
平均158.7km/h、最高163km/h
ストレートは平均球速158.7km/h、最高球速163km/hでした。
160km/h超えは14球
ストレートは54球中14球が160km/h超えでした(前回3球)。前回よりは多いですが、まだ本調子ではなさそうです。
5回以降に球速低下
1回~3回は159km/h前後出ており、4回には161.0km/hまで上昇しましたが、5回以降は平均球速157km/h台に球速が低下しました。
まとめ
①平均158.7km/h、最高163km/h
②160km/h超えが14球(前回3球)
③スライダーは右打者のみ
④フォーク、スライダーの制球抜群
⑤ストライク率66%
⑥4球種で空振り19個(前回15球)
⑦5回以降に球速低下
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年6月22日)」を紹介しました。
7回を投げて96球、被安打3、四死球3、奪三振9、0失点の投球内容で、6勝目。
ストレートは平均球速158.7km/hと球速としてはまだ本調子ではありませんでしたが、シュート回転が少なかったです。前回はイマイチだったフォークの制球が抜群で多くの空振りを奪いました。特に最後の西川選手へは鬼の6球連続フォークでした。
ストライク率66%と佐々木朗希投手にしてはそこまで高い数字ではありません。ゾーン内率も45%と高くなく、ボールゾーンをうまく振らせていました。
空振りは19個に増加しました(前回15個)。4球種全てで空振りを奪っていますが、特にフォークは9個も奪いました。
ストレートは160km/h超えが14球のみで、5回以降は平均球速157km/h台に球速が低下しました。序盤の球速を維持出来れば、また圧倒的な投球が出来そうです。