第285回 【佐々木朗希】今季最終登板は6回1失点も勝敗付かず(2022年9月26日投球分析)
2022年9月26日、佐々木朗希投手が敵地ペイペイドームでのソフトバンク戦に先発。レギュラー戦としては今季最終登板となる予定です。
6回を投げて107球、被安打2、四死球4、奪三振5、1失点の投球内容でしたが、勝敗は付かず。
今回は「制球」と「足」に苦しめられました。5回に先頭の三森選手に死球を当てると、二盗と三盗で三塁に進めてしまい、牧原選手の三振の際にワイルドピッチで生還。この回無安打で1点を先制されてしまいました。残念ながら、この1点でロッテ47年ぶり高卒3年目2ケタ勝利は達成出来ませんでした。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年9月26日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
今季平均くらいの投球割合
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダー、カーブの4球種です。
今季平均くらいの投球割合でした。
スライダーは右打者のみ
左右ともに今季平均くらいの投球割合でした。
スライダーは6球とも右打者のみでした。
2. コース別
左打者へのストレート、フォークの抜け球が多い
ストレートは左打者へはインコースが無く、アウトコースに抜ける球が多かったです。
フォークも高めに抜ける球が多かったです。
スライダーはアウトコースのみでした。
カーブは1球しかゾーン内に決まりませんでした。
ど真ん中は打たれてない
左右ともにど真ん中は打たれませんでした。
3. 各成績
左打者の四死球が多かった
上図は今回、前回登板までの2022年平均の左右別被OPSです。
今回は被安打、奪三振など、あまり左右差がありませんでした。
ただ左打者の方が抜け球が多かったので、四死球が多かったです。
ストライク率79%、ゾーン内率67%
ストライク率66%(前回79%)、ゾーン内率47%(前回67%)と前回に比べるとストライクを取るのに苦労しました。
空振り14個(前回11個、前々回13個)と少し多かったです。
4. 球速
平均156.5km/h、最高160km/h
ストレートは平均球速155.6km/h、最高球速160km/hで、今季の中では球速が遅い方でした。
160km/h超えは2球
ストレートは160km/h超えが53球中2球でした(前回0球、前々回3球)。
6回まで球速維持
1回から6回まで大きな球速の低下は見られず、最後まで球速を維持してました。
まとめ
①今季平均くらいの投球割合
②スライダーは右打者のみ
③左打者への抜け球が多い
④ストライク率とゾーン内率低下
(79%→66%、67%→47%)
⑤空振り14個(前回は11個)
平均球速156.5km/h
最高160km/h
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年9月26日)」を紹介しました。
6回を投げて107球、被安打2、四死球4、奪三振5、1失点の投球内容でしたが、勝敗は付かず。
ストレートは左打者へはインコースが無く、アウトコースに抜ける球が多かったです。フォークも高めに抜ける球が多かったです。
そのためストライク率66%(前回79%)、ゾーン内率47%(前回67%)と前回に比べるとストライクを取るのに苦労しました。
またストレートは平均球速156.5km/h、最高球速160km/hと、球速が復調しませんでした。