第385回 【佐々木朗希】6回4失点&今季初被弾で2敗目(2023年6月18日投球分析)
2023年6月18日、佐々木朗希投手が敵地横浜スタジアムでの横浜DeNA戦に先発。
6回を投げて96球、被安打6、四死球1、奪三振7、失点4で2敗目。
4回2死2塁のピンチでは、牧選手を2球で追い込んだ後にフォークをレフト前に打たれました。
6回も再び2死2塁で牧選手にスライダーをレフトに3塁打を打たれ、続く宮﨑選手に今季初被弾となる2ランも打たれて今季最多4失点で降板。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年6月18日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
ストレートを60%と多投
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
前回はフォークを多く投げましたが、今回はストレートを60%と多投しました。
カーブは投げませんでした。
左打者にもスライダーを投球
左打者にもスライダーを投球しました。
全ての回で20球以下
得点された4回、6回含めて全ての回で20球以下とそこまで球数は多く無かったです。
2. コース別
ストレートは右に高め、左にアウトコース多投
ストレートは右打者の高め、左打者のアウトコースへの投球が多かったです。
フォークは低めボール球が多かったですが、ゾーン内にもカウントを取るために投球してました。
スライダーはいつもよりは少し真ん中付近が多かったです。
真ん中付近を打たれた
打たれた球は真ん中付近が多かったです。
3. 左右成績
右打者にかなり打たれた
上図は今回、2022年平均の左右別被OPSです。
右に5安打も打たれました。特に牧選手に3本打たれました。
4. 球種別成績
ストライク率72%、ゾーン内率54%
ストライク率72%(NPB平均63%)、ゾーン内率54%(NPB平均46%)とゾーン内率もストライク率も非常に高かったです。
特にストレートはゾーン内率64%、ストライク率71%でした。
ただ空振り11個に減少(前回21個)しました。
5. 球速
平均159.7km/h、最高163km/h
ストレートは平均球速159.7km/h、最高球速163km/hでした。
160km/h超えは31球
ストレートは160km/h超えが58球中31球でした。100マイル(約160.9km/h)超えは21球でした。
6回まで球速維持
6回でも平均160.1km/hと球速維持してました。
まとめ
①牧選手に違う球種を3安打
⇒去年はカーブを被弾
②ストレートを60%と多投
③左打者にもスライダー投球
④全ての回で20球以下
⑤ストレートは右に高め、左にアウトコース多投
⑥フォークは低めボール球が多い
⑦ストライク率72%と高い(NPB平均63%)
⑧空振り11個に激減(前回21個)
⑨160km/h超えが58球中31球
⑩球速安定(ほぼ157-163km/h)
⑪6回でも平均160.1km/h
平均球速159.7km/h
最高163km/h
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年6月18日)」を紹介しました。
6回を投げて96球、被安打6、四死球1、奪三振7、失点4で2敗目。
球速は出ているので次回の交流戦後初登板が楽しみです。
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