第387回 【佐々木朗希】7回1失点10K自責0(2023年6月27日オリックス戦)
2023年6月29日、佐々木朗希投手が敵地京セラドームでのオリックス戦に先発。
7回を投げて107球、被安打5、四死球1、奪三振10、失点1(自責0)の好投でしたが勝敗は付きませんでした。
同期の宮城大弥投手(21)との投げ合いになったこの試合、2回に失策などで1点を失います。
その後はフォーク、スライダーを叩きつけて4暴投や盗塁などでピンチを迎えますが0点に抑えました。
7回には足がつりそうになりトレーナーを呼ぶ場面もありましたが、回の最後まで投げきりました。
打線は8回まで宮城投手に0点に抑えられますが、9回表に追いつき佐々木朗希投手の負けは消えました。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年6月27日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
ストレートを46%と今季2番目の少なさ
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
前回はストレートを60%と多投しましたが、今回はストレートを46%と今季2番目の少なさでした。
カーブは投げませんでした。
左打者にもスライダーを投球
左打者にもスライダーを投球しました。
また右打者にはストレートがいつもより少なく、その分フォークが41%も投げました
全ての回で3球種投球
全ての回で3球種投球しており球種の偏りはありませんでした。
また得点された回も23球とそこまで球数は多く無かったです。
2. コース別
ストレートは右に低め、左に高め多投
ストレートは右打者の低め、左打者には高めへの投球が多かったです。
フォークは低めボール球が多かったです。
スライダーは引っ掛けたり、真ん中付近に浮く球が多かったです。
真ん中付近を打たれた
打たれた球は真ん中付近が多かったです。
3. 左右成績
被長打0
上図は今回、2022年平均の左右別被OPSです。
前回同様に右に4安打も打たれました。
4. 球種別成績
ストライク率65%、ゾーン内率48%
ストライク率65%(NPB平均63%)、ゾーン内率48%(NPB平均46%)といつもよりゾーン内率が低かった(今季平均54%)です。
ただしストレートはゾーン内率78%、ストライク率82%でした。
また空振り19個に増加(前回11個)しました。
5. 球速
平均159.9km/h、最高164km/h
ストレートは平均球速159.9km/h、最高球速164km/hでした。
160km/h超えは27球
ストレートは160km/h超えが49球中27球でした。100マイル(約160.9km/h)超えは19球でした。
7回は球速低下
6回でも平均159.8km/hと球速維持してましたが、7回は158.2km/hと少し球速が低下しました。
まとめ
①4暴投、被長打0
②ストレートを46%(今季2番目の少なさ)
③左打者にもスライダー投球
④全ての回で3球種投球
⑤ストレートは右に低め、左に高め多投
⑥フォークは低めボール球が多い
⑦ゾーン内率48%と低い(今季平均54%)
⑧空振り19個に増加(前回11個)
⑨160km/h超えが49球中27球
⑩球速安定(ほぼ156-164km/h)
⑪7回は少し球速低下
平均球速159.9km/h
最高164km/h
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年6月27日)」を紹介しました。
7回を投げて107球、被安打5、四死球1、奪三振10、失点1(自責0)の好投でしたが勝敗は付きませんでした。
球速は出ているので次回の西武戦が楽しみです。