第443回 【佐々木朗希】今季初登板5回1失点7K(2024年3月31日日本ハム戦)
2024年3月31日、佐々木朗希投手が本拠地ZOZOマリンで日本ハム戦に今季初登板。
5回を投げて95球、被安打6、四死球1、奪三振7、失点1でしたが勝敗は付かず。
ストレートは平均球速156.3km/hと佐々木朗希投手にしては遅かったですが、フォークは低めに制球されていました。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2024年3月31日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
昨季平均くらいの球種バランス
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
3球種のバランスは2023平均くらいでした。
カーブは投球しませんでした。
左打者にスライダー多投
左打者にはフォークが9%少なく、その分スライダーを13%も投球しました。
初回はほぼストレート
初回はほぼストレートでしたが、2回以降は3球種をバランスよく投球しました。
2. コース別
フォークが低めボールゾーン
ストレートは右打者には高低に多投。左打者にはアウトコースへの投球が多かったです。
フォークの制球が良くて低めボールゾーンに決まっていました。
スライダーは左打者のアウトコースへのボールが多かったです。
左打者にアウトコースを打たれた
右打者には真ん中低め、左打者にはアウトコースを打たれた。
3. 球種別成績
フォークの空振率25%
ストライク率78%(NPB平均63%)、ゾーン内率72%(NPB平均46%)とゾーン内率が高くストライクが取れていました。
ストレートはゾーン内率72%もある反面、フォークのゾーン内率22%でした。
スライダーは左打者には打たれましたが、右打者に有効でした。
4. 球速
平均156.3km/h、最高159km/h
ストレートは平均球速156.3km/h、最高球速159km/hと過去2年と比較すると遅かったです。
ただ、過去2年も同程度の平均球速の日もあったので、そこまで極端に遅いわけではありません。
160km/h超えは0球
ストレートは160km/h超えが0球で、昨年の平均球速159.1km/hより全球が遅かったです。
5回は球速低下
1-2回は155km/h前後でしたが、3-4回は平均157km/h前後と尻上がりに球速が上昇しました。しかし、5回には平均155km/h前後まで落ちました。
まとめ
①球種バランスは昨季平均くらい
②左打者にスライダー多投
(4%→13%)
③初回はほぼストレート
④右は高低、左はアウトコース中心
⑤フォークは低めに制球
⑥スライダーは左打者に被2安打
⑦160km/h超えが0球
⑧3球種とも昨季平均以下の球速
⑨3-4回は平均157km/hに上昇
平均球速156.3km/h
最高159km/h
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