第268回 【佐々木朗希】今季最低球速で2敗目(2022年8月3日投球分析)

(2022年8月3日)
2022年8月3日、佐々木朗希投手が楽天生命パークでの楽天戦に先発。
5回1/3を投げて86球、被安打8、四死球0、奪三振5、5失点の投球内容で2敗目。
一か月ぶりの公式戦の登板でしたが、雨が強く、途中に中断も挟みながらの投球でした。平均154.2km/h、最高158km/hといつもより約5km/h遅かったため、ストレートで空振りを1つしか奪えない苦しい投球でした。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年8月3日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。

1. 球種・投球割合
カーブを14%と多投

(2022年8月3日まで)
今回はストレート、フォーク、スライダー、カーブの4球種です。
カーブを14%とキャリアで一番多投しました。

右打者にスライダー、カーブを投げず

(2022年8月3日)
右打者にはスライダー、カーブを投げませんでした。一方、左打者にはカーブを多投しました。
2. コース別
左打者のストレートが真ん中付近

(2022年8月3日)
ストレートは右打者にはアウトコース中心でした。一方、左打者にはアウトローを狙ったボールが多かったですが、浮いて真ん中付近に集まってしまいました。
フォークは低めに多く集まっています。カーブは低めに集まっています。

低めのフォークで三振を多く奪う

(2022年8月3日)
いつも通り、低めのフォークで三振を多く奪いました。

3. 各成績
左打者に打たれた

(2022年8月3日)
上図は今回、前回登板までの2022年平均の左右別被OPSです。
右打者は浅村選手の内野安打のみなので、ほとんど抑えたと言えます。
一方、左打者には多くヒットを打たれましたが、全て単打でした。

空振り8個

(2022年8月3日)
ストライク率64%と佐々木朗希投手にしてはそこまで高い数字ではありませんが、ストレートはゾーン内率74%と高く、ゾーン内で勝負出来ていました。
空振りは8個と少なかったです(前回は4回で12個)。特にストレートは1個だけでした。
カーブを14%とキャリアで一番多投しましたが、ストライク率75%、ゾーン内率67%とカウント球として有効でした。

4. 球速
平均154.2km/h、最高158km/h

(2022年8月3日まで)
ストレートは平均球速154.2km/h、最高球速158km/hで、いつもより約5km/hも遅かったです。

160km/h超えは0球

(2022年8月3日)
ストレートは160km/h超えが0球でした(前回37球中9球)。球速的にはまだ本調子ではなさそうです。

大きな球速低下はなし

(2022年8月3日)
1から6回まで154km/h前後で、大きな球速低下はありませんでした。
まとめ

(2022年8月3日)
①平均154.2km/h、最高158km/h
②160km/h超えが0球
③スライダー、カーブは左打者のみ
④カーブ14%はキャリア最多
⑤ストライク率64%
⑥空振り8個(前回は4回で12個)
⑦ストレートの空振り1個
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年8月3日)」を紹介しました。
5回1/3を投げて86球、被安打8、四死球0、奪三振5、5失点の投球内容で2敗目。
一か月ぶりの公式戦の登板でしたが、雨が強く、途中に中断も挟みながらの投球でした。平均154.2km/h、最高158km/hといつもより約5km/h遅かったため、ストレートで空振りを1つしか奪えない苦しい投球でした。
そのためカーブを14%とキャリアで一番多投して、ストライク率75%、ゾーン内率67%とカウント球としては有効でした。ただ決め球としては物足りないので、次回登板ではやはりストレートの球速が戻ることを期待したいです。
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