第456回【佐々木朗希】7回1失点8Kで4勝目(2024年5月24日ソフトバンク戦)
2024年5月24日、佐々木朗希投手がZOZOマリンスタジアムでソフトバンク戦に登板。
7回を投げて119球、被安打5、四死球3、奪三振8、失点1で4勝目。
ストレートは今季最速タイの162km/h、平均球速158.0km/hと球速が出ていて、初回は35球と苦しみましたが2回以降は素晴らしい投球でした。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2024年5月24日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
フォークを43%と多投
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
フォークが43%と多投して、スライダーが12%と少なかったです。
とくに初回はスライダーが0球でした。
カーブは投球しませんでした。
配球バランスは昨年平均
左右ともに昨季平均並みの配球バランスでした。
2. コース別
ストレートは高めに多投
ストレートは高めに多投。
フォークの制球が良くて低めボールゾーンに決まっていました。
スライダーは右打者のアウトコースが多かったです。
左打者はインコースで多く抑えた
いつもは左打者にはアウトコース中心でしたが、今回は結果球がインコースへの投球が多くて完璧に抑えました。
3. 球種別成績
空振率18%と高かった
ストライク率69%(NPB平均63%)、ゾーン内率49%(NPB平均46%)と前回同様にストライクを多く取れました。
フォークはゾーン内率37%(今季平均25%)と高かったです。
空振率も18%(今季平均12%)と高かったです。
4. 球速
今季最速の平均158.0km/h、最高162km/h
ストレートは平均球速158.3km/h、今季最速タイの最高球速162km/hと今季の中では球速が出ていました。
160km/h超えは11球
ストレートは160km/h超えが11球でした。
7回まで球速維持
3回に平均159.7km/hを記録するなど平均157-8km/h前後で安定していました。
7回も平均159.0km/hと最後まで球速を維持しました。
まとめ
①初回は35球(スライダー0球)
②フォークが今季最多の43%
③ストレートを左インコースにも投球
④フォークはゾーン内率37%(今季平均25%)
⑤空振率18%と高い(今季平均12%)
⑥平均158.0km/h、今季最速タイ162km/h
⑦160km/h超えが11球
⑧7回まで球速維持
平均球速158.0km/h
最高162km/h
ディスカッション
コメント一覧
いつも細かな分析をありがとうございます。とても参考にさせていただいております。
ところで、今回のブログ、本文2行の文章は、前回5月17日のものではないでしょうか。
24日は、球数119球で、被安打5 8奪三振ですよね。
よろしくです。
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、前回の文章が残っていました。
修正しました。