第377回 【佐々木朗希】復帰登板は6回2失点9Kで4勝目(2023年5月28日投球分析)
2023年5月28日、佐々木朗希投手が敵地PayPayドームでのソフトバンク戦に先発。
6回を投げて82球、被安打3、四死球1、奪三振9、失点2で4勝目。
23日ぶりの復帰登板でしたがストレートは平均球速160.7km/h、最高球速164km/hで球威は十分でした。
4回に高めに浮いたフォークを痛打、3回までは完全投球と圧倒的でした。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年5月28日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
今回はスライダーが少なかった
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
ソフトバンク打線が左打者を8人並べたためスライダーが2%と少なかった。
またカーブは投げませんでした。
右打者にフォーク無し
右打者にフォークを投げませんでした。
失点した4回だけ球数が多い
失点した4回だけ球数が多かったです。それ以外の回は15球以下と球数が少なかったです。
2. コース別
ストレートは左打者のインハイ多投
ストレートは右打者のアウトコース、左打者のインハイへの投球が多かったです。
フォークは低めが多かったです。
高めのフォークを打たれた
低めのフォークで三振を量産しましたが、高めのフォークを打たれました。
3. 左右成績
左打者に四球
上図は今回、2022年平均の左右別被OPSです。
2022年は左打者の方が被安打と与四死球が多かったですが、今回も左打者に四死球1でした。
4. 球種別成績
ストライク率74%、ゾーン内率55%
ストライク率74%(NPB平均63%)、ゾーン内率55%(NPB平均46%)とゾーン内外問わずストライクを取っていました。特にストレートはストライク率82%、ゾーン内率73%と高かったです。
ストレートは空振率14%、フォークは空振率29%と2球種とも空振率が高かったです。
5. 球速
平均160.7km/h、最高164km/h
ストレートは平均球速160.7km/h、最高球速164km/hで、どちらも今季2番目に速いです。
160km/h超えは36球
ストレートは160km/h超えが49球中36球でした。100マイル(約160.9km/h)超えは29球でした。
終盤は球速低下
1回から4回まで161km/h前後でしたが、4回に球数が多かった影響か5〜6回は球速が低下しました。
まとめ
①スライダーが少なかった
⇒相手が左打者多かったため
②右打者にフォーク0
③失点した4回以外は球数少ない
④左打者のインハイにストレート多投
⑤フォークは低めボールゾーンに多投
⑥低めのフォークで三振量産
⇒高めに浮いたフォークを痛打
⑦ストライク率74%と非常に高い
⑧2球種とも空振率高い
⑨160km/h超えが49球中36球
⑩球速安定
⑪終盤に球速低下
平均球速160.7km/h
最高164km/h
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年5月28日)」を紹介しました。
6回を投げて82球、被安打3、四死球1、奪三振9、失点2で4勝目。
23日ぶりの復帰登板でしたがストレートは平均球速160.7km/h、最高球速164km/hで球威は十分でした。
4回に高めに浮いたフォークを痛打されたので、次回はその点をどう修正するか楽しみです。
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