第125回 【侍ジャパン対戦国】東京五輪メキシコ代表の選手一覧(成績・予想先発と打順・投球分析)

2023年2月16日

【侍ジャパン対戦国】東京五輪メキシコ代表の選手一覧(成績・予想先発と打順・投球分析)

野球日本代表「侍ジャパン」は28日のドミニカ共和国戦をなんとかサヨナラで勝利しました。次は31日のメキシコ代表との試合が控えています。

そこで、今回は「東京五輪メキシコ代表の選手一覧(成績・予想先発と打順・投球分析)」を紹介します。

データはスポナビライブBaseball Savantを使用しています。

1. 投手

【侍ジャパン対戦国】東京五輪メキシコ代表_投手
【侍ジャパン対戦国】東京五輪メキシコ代表_投手

MLBデータから役割を予想しました。データが無い投手に関しては不明としています。

投手陣はメキシコリーグの選手を中心に、マイナー、台湾、独立リーグ(日本)の選手の12人です。

中でも一番のビッグネームはペレス投手です。2002年から2021年5月までメジャー8球団に在籍し、約700試合登板している選手です。ただ、39歳と高齢で近年は球速が徐々に落ちてきています。

やきゅまる
やきゅまる
ずば抜けた投手は居なさそう

2. 野手

【侍ジャパン対戦国】東京五輪メキシコ代表_野手
【侍ジャパン対戦国】東京五輪メキシコ代表_野手

野手はMLBで実績を残し、現在はメキシコリーグに在籍している30代中盤の選手が主力になります。

中でも一番のビッグネームはゴンザレス選手です。2004年から2018年までメジャー5球団に在籍し、最多安打と打点王のタイトルも獲得しています。通算打率.287、通算317本塁打を記録しており、コンタクトと長打力を兼ね備えた選手です。一塁の守備もゴールデングラブ賞を4度受賞したことがあるほどなので上手いです。

やきゅまる
やきゅまる
ゴンザレス選手の打撃力はずば抜けていて、最も警戒すべき選手

3. 予想先発・打順

【侍ジャパン対戦国】東京五輪メキシコ代表_予想先発と打順
【侍ジャパン対戦国】東京五輪メキシコ代表_予想先発と打順

予想先発はバヌエロス投手だと考えられます。

昔から「日本は左腕に弱い」と言われていて、ドミニカ共和国戦でも左腕のメルセデス投手に苦しめられたので、左腕のバヌエロス投手が先発してきそうです。

やきゅまる
やきゅまる
稲葉監督もバヌエロス投手を想定しているみたい

打順は基本的には2019年のプレミア12の打順を参考に考えました。

1~2番は俊足好打タイプのロドリゲス選手とエリザルデ選手、3番は元オリックスで長打力のあるメネセス選手、4,5番はメジャーで実績のあるゴンザレス選手とエスピノーサ選手、6番は元阪神のナバーロ選手、 7番はプレミア12で日本から本塁打も打っているジョーンズ.Jr選手が並びそうで、両打ちの選手を含めてスタメンには左打ちが多く並びそうです。

やはり打線の核は4番のゴンザレス選手で、いかにチャンスで回さないかが大事になってきそうです。

4. 投球分析

MLBのデータがある6投手について投球分析を行いました。

バヌエロス投手

バヌエロス投手
バヌエロス投手

日本戦で先発が予想される投手で、ツーシームとスライダーの横の変化で勝負するタイプで、球速は140km/h後半をコンスタントに投げて来ます。

左打者にはとにかく「アウトローへのスライダーとカーブ」が軸で、ストレートとツーシームは内外に投げ込んで来ます。

右打者には「インローへのスライダーとカーブ」「インハイのストレート」「アウトローへのツーシーム」が基本的な組立てです。

左打者の時はスライダーとカーブの制球が良いですが、右打者にはどの球種も真ん中高めに浮いてくることが多いので、右打者が攻略の鍵になりそうです。

ペレス投手

ペレス投手
ペレス投手

昔は150km/h台のストレートをズバズバ投げていましたが、近年は球速が徐々に落ちてきています。そのためストレートの割合が減り、ツーシームが増えて、打たせて取るスタイルに変化しています。

スライダーは左打者のアウトローに決まることが多いですが、ツーシームは高めへの投球が多いので打ちやすそうです。

ベラスケス投手

ベラスケス投手
ベラスケス投手

ストレート、ツーシーム、チェンジアップ、スライダーをバランスよく投げる投手です。

ストレートは高めへ意図的に投げ、チェンジアップは左打者のアウトロー、スライダーは右打者のアウトローに投げて三振を奪いに来ます。ツーシームは真ん中に来ることが多いので、追い込まれるまではツーシームを狙うのが良さそうです。

ただ、入国の際に新型コロナに感染していることが判明したため、日本戦には登板してこないと思います。

バルガス投手

バルガス投手
バルガス投手

BCリーグの茨城に今月まで在籍していた投手で、今季は9試合37回で、防御率1.22の4勝2敗1セーブを記録していました。

メジャー時代は平均2423回転の回転数の多いストレートを6割以上投げていましたが、最高球速は151km/hとそこまで速くはありませんでした。茨城では、今季に最高球速155km/hを計測しているので、ストレートが現在はさらに成長している可能性は高いです。

サラス投手

サラス投手
サラス投手

ストレート、チェンジアップが軸で、カーブは主に右打者への投球が多いです。

ストレートは高め、チェンジアップは右打者のインロー(左打者のアウトロー)へ主に投げて来ます。

ソリス投手

ソリス投手
ソリス投手

持ち球はツーシーム、チェンジアップ、カーブの3球種です。

主な投球はツーシームで、150km/h前後のスピードで6割以上も投げて来ますが、ツーシームは高めに浮くことが多いです。

チェンジアップは右打者のアウトロー(左打者のインロー)、カーブは右打者のインロー(左打者のアウトロー)に投げて来ます。

ただ、入国の際に新型コロナに感染していることが判明したため、日本戦には登板してこないと思います。

まとめ

まとめ

①先発は左腕のバヌエロス投手?
②リリーフは元MLB組が軸
③元最多安打と打点王のゴンザレス選手には要注意
④スタメンは左打ちが多い?

今回は「東京五輪メキシコ代表の選手一覧(成績・予想先発と打順・投球分析」を紹介しました。

先発最有力なバヌエロス投手はツーシームとスライダーの横の変化で勝負するタイプの左腕で、ドミニカ共和国のメルセデス投手に近いタイプです。

打線ではMLBで通算打率.287、通算317本塁打を記録したゴンザレス選手には要注意で、その前にランナーを溜めないことが大事になりそうです。