第151回 【日本ハム】2022年新外国人ヌニェス選手の打撃分析
11月5日、日本ハムがブルワーズのレナート・ヌニェス内野手兼外野手 (27)を獲得したという報道があったので、今回は「【日本ハム】2022年新外国人ヌニェスの打撃分析」を紹介します。
使用するデータは2016年~2021年のBaseball Savantとfangraphsです。
基本情報
6年メジャーを経験しているわりに若い
所属球団 | オークランド・アスレチックス (2016 – 2017) テキサス・レンジャーズ (2018) ボルチモア・オリオールズ (2018 – 2020) デトロイト・タイガース (2021) |
ポジション | 一塁手、三塁手、外野手 |
投打 | 右投右打 |
生年月日 | 1994年4月4日(27歳) |
身長 | 185.4 cm |
体重 | 99.8 kg |
守備位置はファースト、サード、レフトで、ライトとセンターはメジャーでは守ったことはありません。
30本以上打った経験アリ
2019年には31本塁打を打った経験があり、直近3年は長打率.450以上と長打力があります。
打率.245はメジャー平均並です。四死球率、三振率はやや悪いです。
左右差はあまり無い
打率、OPS共にあまり左右差がありません。
チャンスにはやや強い
打率は変わりませんが、得点圏で出塁率と長打率が高く、チャンスにやや強いです。
若いカウントの方が得意
明らかに表の右上の若いカウントでの成績が良いです。
アウトローが得意
左右関係なく、アウトローを得意としてます。一方、インハイ、インローは苦手です。
強打者にはインコースを避けて、アウトローを攻めがちな日本では相性が良いかもしれません。
速球は得意、曲がり球は苦手
ストレート、ツーシームなどの速球系を得意としています。
一方、カットボール、スライダー、ナックルカーブなどの曲がり球を苦手としています。
150前半、140前半は苦手
150-155km/hと140-145km/hは苦手ですが、その間の145-150km/hは何故か得意みたいです。
夏男
7,8月は成績が良化しているので、夏場に強いです。
典型的なプルヒッター
ヒット、ホームランの大半が引っ張り方向です。
打球速度と角度は平均並、バレル率は高い
本塁打31本打った長打力のわりに打球速度、打球角度はメジャー平均並ですが、バレル率は9.9%と高いです。
まとめ
①30本以上打った経験アリ
②左右差はあまり無い
③チャンスにはやや強い
④若いカウントの方が得意
⑤アウトローが得意
⑥速球は得意、曲がり球は苦手
⑦150前半、140前半は苦手
⑧夏男
⑨典型的なプルヒッター
⑩バレル率は高い
今回は「【日本ハム】2022年新外国人ヌニェスの打撃分析」を紹介しました。
新庄監督が下記のようにコメントしてましたが、打球速度と引っ張りに関してはその通りでした。
ビデオ観たけど、スイングスピードはちょっと遅く見える。
でも、これは逆に日本の野球にフィットする可能性が高いね。
なぜかというと、それがボールをバットにうまく乗せて打つことができる技術を持っている証拠だから。
軸足に体重をしっかり乗せて、体が前に突っ込まないフォームなのよ。
右方向に打球が飛んでいなそうだけど、引っ張ることに関しては一流だね。
まあ、足はあんまり速くないんだろうけど、一塁手とDHで交互に使っていったら、闘争心に火がつくんじゃないかな。
面白い選手になると思うよ
東スポから引用
ディスカッション
コメント一覧
この人、2019/2020の両年がいいんだよね。25歳に開眼したとでも言えるのかな?
上で出続ければ30本行きそうな本塁打率。
ところが、FA年で落ちてしまった。どうなっているのだろう。打率や四球をとれない点が嫌われたのだろうか?