第235回 【佐々木朗希】平均球速160.6キロはNPB先発歴代1位(2022年5月6日投球分析)
2022年5月6日、佐々木朗希投手がZOZOマリンでのソフトバンク戦に先発。
6回を投げて91球、被安打6、四死球1、奪三振11、1失点の投球内容でしたが、残念ながら勝敗は付きませんでした。
この試合の平均球速は160.6km/hで、2014年10月5日の大谷翔平投手の159.9km/hを抜いてNPB先発歴代1位の記録を達成しました。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年5月6日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
ストレートが53%、フォークが38%
今回もストレート、フォーク、スライダー、カーブの4球種です。
ただストレートが53%、フォークが38%とほぼ2球種でした。
スライダーは右打者のみ
いつも通り、スライダーは右打者のみで、カーブは珍しく左打者にも投げました。
2. コース別
ストレートが浮き気味
ストレートは高めに浮き気味でした。
フォークはベース上に落とせていたので、制球は安定していた印象です。
アウトハイを打たれる
左右ともに打たれたのはアウトハイが多かったです。
ソフトバンク打線はゾーン内のインコースを3球しか振らなかったことから、明らかにアウトコースを狙っていたと考えられます。
3. 各成績
左右どちらも打たれた
今回は左右どちらにも打たれました。
今回もストライク率74%と高い
ストレートはストライク率79%、ゾーン内率60%とストライクはしっかり取れています。
また、フォークはヒットは打たれましたが、空振り14個を奪えています。(前々回18個、前回8個)
4. 球速
平均160.6km/h、最高164km/h
ストレートは平均球速160.6km/h、最高球速164km/hでした。
平均球速は160.6km/hは、2014年10月5日の大谷翔平投手の159.9km/hを抜いてNPB先発歴代1位の記録です。
48球中41球が160km/h超え
ストレートは48球中41球が160km/h超えでした。
6回まで球速維持
佐々木朗希投手の課題だった終盤の球速ですが、今回は6回でも平均球速160.4km/hと球速を維持していました。
ストライクゾーンで勝負することで球数が少なかったのが良かったのかもしれません。
まとめ
①平均160.6km/h(NPB先発歴代1位)
②最高164km/h
③160km/h超えが41球
④スライダーは右打者のみ
⑤アウトハイを打たれる
⑥ストレートが53%、フォークが38%
⑦フォークの空振り数14個と復調(前回8個)
⑧6回まで球速維持
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2022年5月6日)」を紹介しました。
この試合の平均球速は160.6km/hは、2014年10月5日の大谷翔平投手の159.9km/hを抜いてNPB先発歴代1位の記録を達成しました。
48球中41球が160km/h超えで、佐々木朗希投手の課題だった終盤の球速ですが、今回は6回でも平均球速160.4km/hと球速を維持していました。
ソフトバンク打線はゾーン内のインコースを3球しか振らなかったことから、明らかにアウトコースを狙っていたと考えられ、打たれたのは主にアウトハイ付近でした。
フォークはヒットは打たれましたが、ベース上で落とせていて空振り14個を奪えており、復調しました。(前々回18個、前回8個)
序盤は登板間隔も空いて浮き気味でしたが、終盤の5回と6回はカーブも多投して安定して3者凡退に抑えていたので、次回登板ではまた圧倒的な投球を期待出来そうなので楽しみです。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません