第395回 【佐々木朗希】7回無四死球14Kで7勝目(2023年7月12日オリックス戦)
2023年7月12日、佐々木朗希投手が敵地京セラドームでのオリックス戦に先発。
7回を投げて104球、被安打3、四死球0、奪三振14、失点1の好投で7勝目。
初回にセデーニョ選手にど真ん中に浮いたフォークをフェンス直撃の打球で先制されてしまいます。
その後はスライダーを今季最多20%と投球するなど、変化球が多い配球で空振り26個も量産して今季最多14奪三振を奪いました。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年7月12日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
スライダーを今季最多20%
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
フォークを37%と投球、スライダーも今季最多20%と変化球が多い配球でした。
カーブは投げませんでした。
左打者にもスライダー投球
前回とは異なり、左打者にもスライダーを投球しました。またフォークを65%も投球しました。
右打者にもストレートがいつもより少なく、その分フォークとスライダーで51%も投球しました。
15球以上が4回
15球以上が4回があったため、7回で交代となってしまいました。
2. コース別
ストレートは高め多投
ストレートは高めに多投。右打者はアウトハイへの投球が多かったです。
フォークは低めボール球が多かったです。
スライダーも右打者のアウトローの良いコースに決まる球が多かったです。
ど真ん中を打たれた
やっぱり右打者のど真ん中を打たれました。
3. 左右成績
右打者に被安打3
上図は今回、2022年平均の左右別被OPSです。
前回同様に右に3安打も打たれました。
4. 球種別成績
ストライク率70%、ゾーン内率49%
ストライク率70%(NPB平均63%)、ゾーン内率49%(NPB平均46%)といつもよりゾーン内率が低かった(今季平均54%)です。
ただしストレートはゾーン内率71%でした。
フォークはゾーン内率34%でストライク率76%もあり、かなりボール球を振らせました。
空振り26個と非常に多かった(今季平均19個)しました。
5. 球速
平均160.1km/h、最高165km/h
ストレートは平均球速160.1km/h、最高球速165km/hでした。
160km/h超えは29球
ストレートは160km/h超えが45球中29球でした。100マイル(約160.9km/h)超えは24球でした。
7回まで球速維持
3回は平均156.3km/hに低下しましたが、それ以降は安定して160km/h以上でした。
7回でも平均160.5km/hと球速維持してました。
まとめ
①スライダーを今季最多20%
②左打者にはスライダー投球
③15球以上が4回
④ストレートは高め多投
⑤フォークは低めボール球が多い
⑥右打者にど真ん中を打たれた
⑦フォークでボール球を振らせた
⑧空振り26個と量産(今季平均19個)
⑨160km/h超えが45球中29球
⑩7回でも球速維持(平均160.5km/h)
平均球速160.1km/h
最高165km/h
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年7月12日)」を紹介しました。
7回を投げて104球、被安打3、四死球0、奪三振14、失点1の好投で7勝目。
球速が出ていたので、次回オールスターでの投球が楽しみです。