第406回 【佐々木朗希】マウンドが合わず3回3失点で4敗目(2023年9月17日西武戦)
2023年9月17日、佐々木朗希投手が敵地ベルーナドームでの西武戦に先発。
3回を投げて70球、被安打4、四死球3、奪三振3、失点3の投球内容でしたが4敗目。プロ入り後初のベルーナドームでの登板は先頭の2球目にバランスを崩すなど、足元を気にしながらの投球。初回に3四死球などで3失点しました。
試合後に「軸足と着地する足の砂が違った」と語ったように、踏み出す左足は硬い部分からわずかにはみ出ていました。
歩幅を調整して投げたため平均球速155.0km/hは今季ワーストでした。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年9月17日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。
1. 球種・投球割合
スライダーを今季最多30%
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダー、カーブの4球種でした。
スライダーを今季最多30%も投球しました。
またカーブを今季初投球しました。
左打者にもスライダー投球
右打者にはストレートがいつもより少なく、その分スライダーを36%も投球しました。
左打者にもスライダーを投球しました。
1回の球数が多い
1回に制球が乱れたために球数が非常に多かったです。
2. コース別
右打者には高めストレート
ストレートは右打者には高めに多投。左打者は真ん中付近の高さへの投球が多かったです。
フォークはいつもの低めではなく、高めに抜ける球が多かったです。
スライダーも右打者の高めに抜け球が多かったです。
右打者には高めストレートを打たれた
いつもほど球威が無かったため、右打者には高めストレートを打たれました。
3. 左右成績
左右関係なく打たれた
上図は今回、2022年平均の左右別被OPSです。
右打者から2安打、左打者から2安打と左右関係なく打たれました。
4. 球種別成績
ストライク率59%、ゾーン内率53%
ストライク率59%(NPB平均63%)、ゾーン内率53%(NPB平均46%)といつもよりストライク率が低いです。
ストレートはゾーン内率67%もありましたが、空振りがわずか1個でした。
全体でも空振り4個と非常に少なかったです。
3回で見逃し12個、ファウルが16個と非常に多かったです。
5. 球速
平均155.0km/h、最高160km/h
ストレートは平均球速155.0km/h、最高球速160km/hでした。
160km/h超えは1球
ストレートは160km/h超えが36球中1球でした。100マイル(約160.9km/h)超えは0球でした。
2回以降は球速低下
1回は156km/hでしたが、2回以降は平均153km/hくらいと球速低下してました。
まとめ
①スライダーを今季最多30%
②カーブを今季初投球
③1回に球数38球
④右打者に高めストレートを打たれた
⑤フォークは低めが少ない
⑥見逃しストライク、ファウルが多い
⑦空振り4個のみ
⑧160km/h超えが36球中0球
⑨カーブは130km/h台
⑩2回から球速低下
平均球速155.0km/h(今季ワースト)
最高160km/h(今季ワースト)
今回は「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2023年9月17日)」を紹介しました。
3回を投げて70球、被安打4、四死球3、奪三振3、失点3の投球内容でしたが4敗目。
プロ入り後初のベルーナドームでの登板は先頭の2球目にバランスを崩すなど、足元を気にしながらの投球。初回に3四死球などで3失点しました。
試合後に「軸足と着地する足の砂が違った」と語ったように、踏み出す左足は硬い部分からわずかにはみ出ていました。
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