第411回 【日本ハム】2024年新外国人フランミル・レイエス選手の打撃分析
2023年10月18日、DeNAがナショナルズ傘下3Aでプレーしていたフランミル・レイエス(Franmil Reyes)選手(28)を獲得調査していると報道されました。
2024年1月7日、日本ハムが獲得したと海外で報道されました。
レイエス選手はMLBで37本塁打を打った経験もある打球速度がMLBトップレベルのパワーヒッターです。
今回はそんな「【日本ハム?】2024年新外国人フランミル・レイエス選手の打撃分析」を紹介します。
使用するデータはBaseball SavantとFanGraphsです。
1. 基本情報
打球速度とパワーはMLBトップレベル
所属球団 | サンディエゴ・パドレス (2018 – 2019) クリーブランド・ガーディアンズ (2019 – 2022) シカゴ・カブス (2022) カンザスシティ・ロイヤルズ (2023) |
ポジション | 右翼、左翼 |
投打 | 右投右打 |
生年月日 | 1995年7月7日(28歳) |
身長 | 195.6 cm |
体重 | 124.7 kg |
2. 年度成績
直近2年は打撃成績下降
MLB通算で548試合、打率.249、108本塁打、OPS.775。
2019年には37本塁打、2021年にも30本塁打を打ちましたが、直近2年はOPS.650以下と低迷しています。また今季は今まで無双してた3Aでの成績も悪化してます。
打撃の特徴は「打球速度が速い」「三振が多い」「左投手が得意」「右のアウトロー✕」「152km/h以下の速球が得意」「強振多用・積極打法」「広角打法」「コンタクト能力が低い」などが挙げられます。
守備と走力は期待出来ない
守備はメインは右翼で左翼も守れます。
失策抑止は平均的ですが守備範囲が狭く、送球も悪いため、外野の守備は平均よりかなり低いです。
「一塁までの到達タイム」「スプリントスピード」から走力はかなり遅いと考えられます。
3. 対左右成績
対左投手〇
左投手に打率.269、OPS.825と左投手が得意です。
4. 得点圏成績
チャンスはやや不得意
得点圏打率.224、OPS.694とややチャンスが苦手です。
4. ホームアウェイ成績
ホーム〇
ホーム打率.254、OPS.792とホームがやや得意です。
6. カウント別成績・スイング率
初球〇・強振多用・積極打法
初球スイング率33%(MLB平均30%)と積極的なタイプで、1ストライクまでの打率が高いです。
2ストライクの打率は低いですが本塁打は多いので、追い込まれても強振するタイプと考えられます。
ゾーンコンタクト率67%(MLB平均76%)とコンタクト能力は平均以下です。
7. コース別成績
右のアウトロー×
右投手には明らかにインハイとアウトローが苦手です。
左投手には低めが得意です。
8. 球種別成績
速球〇、落ちる球〇、右の緩急×
ストレート、ツーシーム、カットボールなどの速球系は成績が良いです。
またスプリットの成績も良いです。
一見すると苦手球種が無いように見えますが、左右別にすると右投手のチェンジアップ、カーブ、ナックルカーブなどの緩急系の成績が悪いです。
9. ストレート球速別成績
152km/h以下のストレートが得意
ストレートの成績は全体的に良いですが、特にOPS.850以上と152km/h以下の速球を得意としています。
10. 打球方向別成績
広角打法
センターへのホームランが1番多く、逆方向に27本も打ってることから広角打法です。
パワーヒッターには珍しく引っ張りが少なく、センター中心のバッティングです。
11. 打球種類
ゴロ率が少し高い
通算ではほぼMLB平均くらいですが、パワーヒッターには珍しくゴロ率が少し高いです。
そのためチャンスに弱くて足が遅いこともあり、併殺打が多いです。
12. 打球速度・角度
打球速度はMLBトップレベル
MAX打球速度はMLBトップレベルで、バレル率は13.8%と非常に高いです。
打球角度は低いのでシフトで速いゴロがアウトになっていたと考えられます。
まとめ
①MLB屈指のパワーヒッター
②2019年に37本塁打、2021年に30本塁打
③MLB通算で548試合、打率.249、108本塁打、OPS.775
④三振が非常に多い
⑤四死球はやや少ない
⑥守備は平均よりかなり下
⑦左投手は得意(OPS.825)
⑧チャンスはやや不得意(得点圏.224)
⑨初球〇(打率.393)
⑩強振多用
⇒2ストライクの本塁打多い
⑪積極打法
⇒初球スイング率33%(MLB平均30%)
⑫コンタクト能力低い
⇒コンタクト率67%(MLB平均76%)
⑬右のアウトロー×、左の低め〇
⑭152km/h以下の速球が得意
⑮右の緩急×
⑯広角打法(逆方向に27本塁打)
⑰ゴロ率がやや高い
⇒併殺打多い
⑱打球速度がMLBトップレベル
⑲バレル率13.8%と非常に高い
⑳打球角度は低い
レイエス選手はMLBで37本塁打を打った経験もある打球速度がMLBトップレベルのパワーヒッターです。
MLB通算で548試合、打率.249、108本塁打、OPS.775。
2019年には37本塁打、2021年にも30本塁打を打ちましたが、直近2年はOPS.650以下と低迷しています。
また今季は今まで無双してた3Aでの成績も悪化してます。打撃の特徴は「打球速度が速い」「三振が多い」「左投手が得意」「右のアウトロー✕」「152km/h以下の速球が得意」「強振多用・積極打法」「広角打法」「コンタクト能力が低い」などが挙げられます。
失策抑止は平均的ですが守備範囲が狭く、送球も悪いため、外野の守備は平均よりかなり低いです。
「一塁までの到達タイム」「スプリントスピード」から走力はかなり遅いと考えられます。
MAX打球速度はMLBトップレベルで、バレル率は13.8%と非常に高いので魅力的な選手で楽しみです。
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