第463回 【佐々木朗希】5回3失点9Kで3敗目(2024年8月8日ソフトバンク戦)

(2024年8月8日)
2024年8月8日、佐々木朗希投手がZOZOマリンスタジアムでソフトバンク戦に登板。
5回を投げて90球、被安打9、四死球1、奪三振9、失点3で3敗目。
ストレートは平均球速157.9km/hと昨季ほどは球速が出ていませんでしたが、今季平均よりは速かったです。被安打9は自己ワーストです。
今回はそんな「【千葉ロッテ】佐々木朗希投手の投球分析(2024年8月8日)」を紹介します。
使用するデータはスポナビライブのデータです。

1. 球種・投球割合
スライダーを30%と多投

佐々木朗希投手の日別球種割合
(2024年8月8日時点)
今回投じたのはストレート、フォーク、スライダーの3球種でした。
スライダーの30%と多投しましたが、ストレートは40%と今季最少でした。
カーブは投球しませんでした。

左打者にもスライダーを多投

(2024年8月8日)
左打者にもスライダーを21%と多投しました。

2. コース別
スライダーのすっぽ抜けが多かった

(2024年8月8日)
ストレートは左アウトコースに多投。
フォークの制球が良くて低めボールゾーンに決まっていました。
スライダーは序盤は高めにすっぽ抜けが多かったです。ただ中盤の3連続三振の時には低めに制球されていました。

低めのストレートを狙い打たれた

(2024年8月8日)
真ん中から低めのストレートを狙い打たれました。

3. 球種別成績
ストレートの被安打8

(2024年8月8日)
ストライク率63%(NPB平均63%)、ゾーン内率47%(NPB平均46%)とゾーン内率がいつもより低かったです。
ただストレートはゾーン内率67%と高かったです。
前回7%と低かったフォークは、空振率30%と高い(今季平均23%)です。
スライダーがボールになり、カウントが悪なったストレートを打たれました。そのためストレートは被安打8にもなりました。

4. 球速
平均157.9km/h、最高161km/h

(2024年8月8日時点)
ストレートは平均球速157.9km/h、最高球速161km/hと今季平均以上ですが、2023年平均に比べるとまだ遅いです。

160km/h超えは6球

(2024年8月8日)
ストレートは160km/h超えが6球でした。

1回は平均159.8km/h

(2024年8月8日)
1回はいきなりピンチを招いたためギアを上げて159.8km/hまで上昇しました。ただそれ以降は暑さと湿度が高かったためか徐々に下がりました。

まとめ

(2024年8月8日)
①ワーストの被安打9
②スライダーを左打者にも多投
③スライダーのすっぽ抜けが多かった
④フォークの空振率30%と高い
(今季平均23%)
⑤ストレートの被安打8
⑥160km/h越えが6球
⑦初回は平均159.8km/h、161km/h連発
平均球速157.9km/h
最高161km/h
ディスカッション
コメント一覧
お疲れ様です。
いつも細かな分析をありがとうございます。
4.球速のその下の数字は前回のものですね。
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、修正しました。
急いで書いたため確認不足でした。